10日下旬、パース訪問で調整
アンソニー・アルバニージー首相は10日、日本の岸田文雄首相が10月中にオーストラリアのパースを訪れ、日豪首脳会談を行うことを明らかにした。パースのラジオ局のインタビューで述べた。現時点で日本側から公式発表なはい。
インタビューでアルバニージー首相は、約2週間後にパースで「日本の(岸田)首相と首脳会談を行う」と明言した上で、「キャンベラやメルボルンではなくパースに首相を招く。首相はそのことを喜んでいる。重要な会談になる。日本は西オーストラリア州の経済にとって非常に大切だ」と述べた。
実現すれば、アルバニージー氏が5月の選挙で勝利して首相に就任して以降の5ヶ月間で、対面での日豪首脳会談は3回目となる。
アルバニージー氏は首相就任直後の5月24日、日米印豪の枠組み「クアッド」首脳会議に出席するため訪日し、岸田氏と首脳会談を行った。両首脳は、ウクライナを侵攻したロシアを非難するとともに、日豪の安保・経済面での協力、地域の平和と安定のための連携などで一致した。
アルバニージー氏は、9月27日にも安倍晋三元首相の葬儀に参列するため訪日。2回目の首脳会談を行い、安倍氏が掲げた「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて両国の連携を深化させていくことで一致した。
■ソース
Radio Interview – Nova FM Perth with Nathan, Nat & Shaun, Transcript, Prime Minister of Australia