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元空軍パイロットが中国軍で働いている!?

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英国の報告受け、マールズ国防相が調査指示

演習中のオーストラリア空軍戦闘機「F/A-18Fスーパーホーネット」(Photo: Australian Defence Force)

 オーストラリアのリチャード・マールズ国防相はこのほど、退職した国防軍兵士が中国軍で働いているかどうかを調査すると表明した。英空軍パイロットが退職後、中国軍に高額の報酬で再雇用されていると報じられたことから、オーストラリアでも同様の事例がないか調べる。公共放送ABC(電子版)が伝えた。

 英メディアによると、高額の給与が元パイロットを惹きつけている。英空軍の元パイロット十数人が中国人民解放軍の航空教官として雇用され、最大23万8,000ポンド(約42万7,000豪ドル)の報酬が支払われているという。

 元パイロットを中国にリクルートしているのは、南アフリカの飛行訓練学校とされる。英国防省は、元英国防軍兵士が人民解放軍で働くことをやめさせ、罰を受けさせると表明している。

 マールズ国防相は「自分の国に仕えるよりも、外国の高い報酬に引き寄せられている者がいるとすれば、それは非常に衝撃的で不穏なことだ」と語り、豪州でも同様の事実があるかどうかを調査し、結果を報告するよう国防省に指示したことを明らかにした。

 この問題について、前政権で国防相を務めたピーター・ダットン野党保守連合代表は「我々の国防機密や運用方法を外国、とりわけ習近平氏が率いる中国に引き渡すことを許してはならない」と述べた。ダットン氏は、豪州軍の元兵士が特定の国に情報を流出させることを禁止する新しい法律の制定を主張している。

■ソース

Defence investigates ‘alarming reports’ RAAF pilots could be lured to work for Chinese military(ABC News)

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