料理宅配デリバルー、オーストラリアから撤退

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ライバルとの競争激化で収益悪化

 コロナ禍の巣ごもり特需で急成長した「ギグ・エコノミー」が転機を迎えている。スマートフォンのアプリで注文を受け、フリーランスのドライバーに飲食店の料理を宅配させる英国発祥の「デリバルー」は16日、オーストラリア市場から撤退したと発表した。管財人の下でオーストラリア法人の破産手続き進める。公共放送ABC(電子版)が伝えている。

 顧客あてのEメールで明らかにした。デリバルーのアプリからの注文は、同日から突然、不可能になった。ABCによると、契約ドライバー約1万5,000人と従業員120人が職を失い、提携飲食店1万2,000店が影響を受ける。

 ライバルとの競争が激化して収益が悪化したことが最大の要因。デリバルーは2013年に英国ロンドンで創業。15年にオーストラリア進出を果たした。しかし、後発の米ウーバー・イーツの後塵を拝し、豪メニュログや米ドアダッシュにも抜かれて業界4位に後退していた。

 同社は撤退の理由について「市場をリードする持続可能な地位を築くことは不可能だと判断した。過度な投資をしても見返りは不確実だ」と指摘した。

 同社は19年にドイツ市場から撤退。今年に入り、オランダとスペインからも撤収している。

 破産手続きの管財人は、大手法律・投資顧問会社である豪コーダマンサが務める。

■ソース
Deliveroo enters administration, leaving riders, restaurants and customers in the lurch(ABC News)

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