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コロナ死亡率は急上昇 オミクロン株

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感染拡大期別の死亡率公表 豪統計局

 昨年末から「コロナとの共生」に舵を切り、経済活動と国民生活の正常化を積極的に進めるオーストラリアだが、今年に入って蔓延しているオミクロン株の「第4波」では、昨年までの3つの波と比べて、死者数、死亡率ともに大幅に伸びていることが、改めて確認されている。

 オーストラリア統計局(ABS)はこのほど、新型コロナウイルスの2020年以降の4回の大きな感染拡大期ごとの死者数と死亡率に関する統計を公表した。

 これによると、オーストラリア東部を中心に感染が拡大した20年3月〜5月の「第1波」では、死者数(関連死を含む)は115人、「年齢を平準化した人口10万人当たりの死者数」(SDR)は1.4人だった。

 南部メルボルンを中心に猛威を振るった20年6月〜11月の「第2波」では、死者数は799人、SDRは4.5人となっている。

 変異種「デルタ株」の感染が広がり、主要都市で数カ月にわたってロックダウン(都市封鎖)が強行された21年7月〜12月の「第3波」では、死者数は1,396人、SDRは8.3人に増えた。

 22年に入りコロナ規制が解除される中で全国的に蔓延している「オミクロン株」の「第4波」では、ABSが集計した年初から9月30日までの間に、死者数は1万228人、SDRは37.4人と急増している。

 第4波で最も死者数が多かったのは、1月の1,828人。7月の1,759人、8月の1,444人がこれに続いている。

■ソース

COVID-19 Mortality by wave, Australian Bureau of Statistics

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