喫煙率、10年後に半減目指す 紙巻きタバコのデザイン「魅力のないもの」に

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オーストラリア政府が検討 電子タバコも規制強化へ

Photo: Anastasia Vityukova on Unsplash

 オーストラリア連邦政府は、今後10年間で喫煙率を半減させることを目標に、紙巻きタバコを不快な色に変えるなど、既に厳しい喫煙規制をさらに強化する施策を検討中だ。公共放送ABC(電子版)が伝えている。

 マーク・バトラー連邦保健相はABCに「タバコ産業は紙巻きタバコの1本1本を魅力的なものにすることで販売を促進してきた。私たちはその優位点を潰そうと考えている」と語った。紙巻タバコのデザインを既にカナダで導入されている「魅力的ではない」ものに統一することを義務付ける法改正を目指す考えだ。

 また、利用が広がっている電子タバコについても規制の見直しを指示しているという。

 バトラー保健相は、3年後の2025年までに喫煙率を10%以下に、30年までには5%までにそれぞれ引き下げたいとしている。

 オーストラリアは2012年、タバコの包装を簡素なデザインに統一する「プレイン・パッケージ」を導入。紙巻きタバコ1本当たりの税率を1.14豪ドル(22年9月時点)まで高めるなど喫煙に対する法律や税制を強化してきた。

 ビクトリア州ガン協会によると、オーストラリアの標準的な紙巻きタバコ1箱の小売価格に占める税金の割合は65%と先進国屈指の高い税率を課している。なお、日本は52%、米国は35%となっている。

 それでも14歳以上のオーストラリア人のうち日常的に喫煙する人の割合は11%(19年時点=オーストラリア保健・福祉研究所調べ)。1991年の24%と比べると半分以上に減っているものの、16年の12.2%から大きく変わっていない。

■ソース
Government considering range of options to achieve goal of halving smoking rates within 10 years(ABC News)

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