ウォン外相が発表
オーストラリアのペニー・ウォン外相は22日、新しい駐日オーストラリア大使に、外務貿易省の幹部官僚で、現在、同省の戦略地政学担当副次官と「クアッド」(日米豪印の戦略的枠組み)担当官を務めているジャスティン・ヘイハースト氏を起用すると発表した。2023年初頭の着任を予定している。
ヘイハースト氏はモナシュ大で外交・貿易の学士号、メルボルン大で歴史学の「最上級の優等学位」をそれぞれ取得した後、1999年入省。フィリピンのマニラ大使館勤務、外相のアドバイザー、在北京オーストラリア大使館勤務、2017年の外交白書の草稿作成責任者、連邦首相府国際部の第一秘書官補佐などを経て現職に就いていた。
ウォン外相は声明で「豪日両国は『特別な戦略的パートナーシップ』の下で、戦略的な課題、力強い商業的な関係と人と人の交流を共有している」述べ、2国間関係の重要性を強調した。また、外相は「私たちの安全保障と防衛の結びつきは、互いになくてはならない重要なものであり、地域の安定と繁栄、平和を支えるものだ。そのことは、両国首脳が今年、署名した『安保協力に関する日豪共同宣言』と『日豪円滑化協定』によって可能となっている」とコメントした。
■ソース
Ambassador to Japan, Media Release, Minister for Foreign Affairs, Senator Penny Wong