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オーストラリアの不動産はまだ下がるの? それとも今が買い時なの?

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答は金利次第 政策金利は上限3.85%との予測も

出典:CoreLogic 作成:守屋太郎

 10年単位の長期的な時間軸で見ると、オーストラリアの主要都市の住宅価格はおおむね上昇していくことが期待される。一定の割合で移民を受け入れていることから、長期に渡って安定的な人口増加が見込まれることが、主な要因の1つだ。

 加えて、シドニーとメルボルンの中心街では大規模開発が可能な用地が限られている。需要に対して供給が足りないため、特に中心部に近いエリアの住宅価格は高値で推移すると考えられる。

 しかし、足元ではシドニー、メルボルンの2大都市の住宅市況は大きく下落している。今が底値なら買い時だが、もっと下がるのかどうかは、今後の金融政策次第。ただ、中央銀行の豪準備銀(RBA)が今後どこまで金利を引き上げるのか、高い金利水準がいつまで続くのかは、国内のインフレや景気の動向だけではなく、米国をはじめとする主要国の金利にも影響を受ける。

 このため予想するのは難しいが、オーストラリアの著名エコノミストであるウェストパック銀のビル・エバンス氏は、豪政策金利(現在3.1%)が今年5月までに3.85%で天井を打つと予測。今後減速が予想される景気を下支えするため、24年になればRBAは利下げに転じると展望している。

■ソース
CoreLogic indices(CoreLogic)
Week beginning 19 December 2022, Australia & New Zealand Weekly(Westpac Institutional Bank)

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