シドニーとメルボルンは激しく反落 利上げの影響強く
オーストラリアの有力な不動産調査会社「コアロジック」によると、不動産市況の指標となる「コアロジック住宅価格指数」は2022年の1年間、国内5大都市で7.1%下落(22年12月31日時点の前年比)した。
中央銀行の豪準備銀(RBA)が22年5月以降、激しいインフレを抑制するために急速なペースで利上げを続けていることから、住宅ローン金利も連動して上昇していることが強く影響した。
このうち、同指数は東部シドニーと南部メルボルンの2大都市で大幅に下落した。コロナ禍の金融緩和で急上昇していたが、利上げの影響で反落した。シドニーでは12.1%、メルボルンでは8.0%それぞれ低下した。
一方、東部ブリスベンでは0.7%の小幅な下落にとどまった。南部アデレードでは10.1%、西部パースでは3.6%それぞれ上昇した。
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