男子シングルス決勝でチチバスにストレート勝ち
テニス4大大会(グランドスラム)の1つ、全豪オープンは29日、オーストラリアのメルボルン・パークで男子シングルス決勝戦を行い、ノバク・ジョコビッチ(セルビア=29日時点で世界ランキング5位)がステファノス・チチパス(ギリシャ=同世界ランキング4位)を6-3、7-6、7−6で下し、全豪10勝目を果たした。
ジョコビッチは2008年、11年、12年、13年、15年、16年、19年、20年、21年の全豪オープンを制覇しており、今回の優勝により自身が持つ同大会の最多優勝回数記録を10回に伸ばした。 同時にグランドスラムの優勝回数記録を22回とし、ラファエル・ナダル(スペイン)が持つ最多記録に並んだ。
35歳のジョコビッチは、11歳年下の24歳のチチパスを第1セットでは圧倒したものの、第2セット、第3セットでいずれもタイブレークに持ち込まれた。しかし、年齢差を感じさせない粘り強さでチチバスの追撃を退けた。
ジョコビッチは全豪優勝により、30日に改訂される世界ランキングで首位に返り咲く見通しだ。