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電気料金、1世帯当たり250豪ドル補助 オーストラリアNSW州与党が選挙公約

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安いプランに乗り換えれば400豪ドル インフレ対策

 オーストラリア東部ニュー・サウス・ウェールズ(NSW)州のドミニク・ペロテ州首相は5日、電気料金が高騰している問題に対処するため、1世帯当たり250豪ドル(約2万2,800円)の補助金を支給する計画を発表した。公共放送ABC(電子版)が伝えた。

 NSW州は州議会選挙の投票を3月25日に控えており、補助金支給はインフレ対策の選挙公約の一環。ペロテ州首相の与党保守連合(自由党、国民党)が再選を果たした場合、利用者が州政府のアプリ「サービスNSW」で電気料金を比較すると、一度きりの補助金を受け取ることができるという仕組み。加えて、より料金の低いプランに乗り換えた場合は、400豪ドルの補助金がもらえるようになる。

 補助金の支給期間は7月1日から12月31日までの6カ月間。与党はこの政策に5億豪ドルの予算を投入するとしている。

 ペロテ州首相は「短期的に電気料金が250豪ドル節約できると同時に、今後の請求料金を引き下げることにつながる」と述べ、条件の良い電力会社との契約を促す効果があると主張した。

 一方、州議会の最大野党・労働党のクリス・ミンズ党首は「バラマキだ」と述べ、保守連合政権が推進してきた発電所の民営化が電気料金の高騰をもたらしたと批判した。

■ソース
Dominic Perrottet vows to slash energy bills by $250 to help with cost of living(ABC News)

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