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1月のオーストラリア失業率3.7% 前月比0.2ポイント上昇

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就業者数は2カ月連続減少

オーストラリアの失業率の推移(出典:オーストラリア統計局)

 オーストラリア統計局(ABS)が16日発表した雇用統計によると、1月の失業率は季節調整値(以下同)で3.7%と22年12月(3.5%)から0.2ポイント上昇した。投資情報サイト「インベスティング・ドット・コム」によると、市場予測は前月と同じ3.5%だった。

 オーストラリアの失業率は、新型コロナウイルス感染拡大直前の2020年2月の5.1%から、20年7月に7.5%でピークを打った後、下落に転じた。経済再開による労働需給のひっ迫を背景に、22年10月には3.4%と48年ぶりの低水準を記録していた。

 就業者数は1,372万1,900人と前月から1万1,500人減少(0.1%減)した。失業者数は52万3,200人と2万1,900人増加(4.4%増)した。全人口に占める就業者数の割合は64.0%と0.2ポイント低下。15歳以上の人口に占める就業者数の割合を示す「労働参加率」は66.5%と0.1ポイント下落した。

 ABSの雇用統計部門のビヨン・ジャービス部長は声明で「季節調整値の就業者数は22年を通して力強く拡大した後、2カ月連続で減少した。人口に占める就業者の割合は0.2ポイント下落したものの、22年1月比で0.5ポイント、(コロナ禍直前の)20年3月比で1.6ポイント、それぞれ高い水準にある」と指摘した。

 中央銀行の豪準備銀(RBA)による22年5月以降の急激な利上げを背景に、オーストラリアの景気は今年半ば以降、減速すると予測されている。RBAは、失業率は24年12月末に4.25%、25年6月末に4.5%まで上昇するとの見通しを示している。

■ソース

Unemployment rate rises to 3.7% in January Media Release(Australian Bureau of Statistics)

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