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オーストラリア東部NSW州のミンズ労働党党首が勝利宣言 「民営化中止の民意が示された」

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敗れたペロテ州首相は党首辞任を表明

25日夜、シドニーの党本部で勝利宣言を行うクリス・ミンズ次期NSW州首相(公共放送ABCテレビの画面より)

 25日投票のオーストラリア東部ニュー・サウス・ウェールズ(NSW)州議会選挙の結果、12年ぶりの政権交代を果たした同州労働党のクリス・ミンズ党首は同日夜、シドニー市内の党本部で「私たちのチャレンジと責務は非常に大きいが、NSW州労働党は帰ってきた。この偉大な州の行政を執行する用意はできている」と勝利宣言を行った。

 ミンズ氏は「今日の選挙結果で、シドニー水道公社と送電網公社の民営化への反対という明確な民意が示された」と述べ、労働党が公約した州営公社の民営化中止を進める考えを強調した。

 また、ミンズ氏は「ドミニク(ペロテ州首相)の州民への貢献に感謝したい」と述べ、敗北した保守連合のペロテ州首相に謝意を示した。

 一方、ペロテ州首相は、同日夜のスピーチで敗北を宣言。「自由党は新たなスタートが必要だ」と述べ、州自由党党首を辞任する意向を示した。

 今回の州選挙では、労働党が2011年以来12年ぶりに政権の座に返り咲くことが早くから想定されていたが、労働党と保守連合の議席差は僅差と見られていた。しかし、ふたを開けてみると、労働党への追い風は予想よりはるかに強く、地すべり的な勝利となった。

 保守連合の下院議席数は選挙前の時点で45。既に過半数を割る少数与党となっており、政権を維持するには議席を増やす必要があった。しかし、午後6時に投票が締め切られてから3時間以内に、6議席を労働党に、1議席を無所属にそれぞれ奪われ、早々に決着が付いた。

■ソース
‘Back and ready to govern’: Labor wins NSW election after big swing against Coalition government(9 NEWS)

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