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シドニー湾のトンネルを初めて走った鉄道とは? 2024年開業の完全自動運転「メトロ」が試運転開始

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時速25キロのノロノロ運転 開業時は最高時速110キロにアップ

試験運転を開始した自動運転の「シドニー・メトロ」(Photo: Sydney Metro)

 オーストラリア東部シドニーで建設中の完全自動運転の地下鉄新線「シドニー・メトロ・シティ&南西線」が21日、試験運転を開始した。試験車両は、シドニー北郊チャッツウッド駅から市内中心部を経由して南郊シドナム駅に至る全長15.5キロのトンネルを無事走破し、シドニー湾の下を史上初めてくぐり抜けた歴史的な鉄道車両となった。同プロジェクトは2024年の開業に向け大きく前進した。

試験走行中の車内でモニターを見守るエンジニアたち(Photo: Sydney Metro)

 この日は万全を期して時速25キロの低速で運行した。試験車両は今後、徐々に速度を上げていき、開業時には最高時速110キロでの運行を予定している。試験運転は今年いっぱい行う予定。地下に新しいトンネルを掘削して7つの駅を建設するチャッツウッド―シドナム間は24年の営業開始を予定している。地上の既存路線と11駅を大改修して利用するシドナム―バンクスタウン(南西郊外)間は25年にずれ込む見通しだ。

 ピーク時は最短4分間隔で運行する。所要時間は、チャッツウッドからマーティン・プレース(市内中心部)までが現在の約35分から11分に、チャッツウッドからバンクスタウンまでが約1時間20分から43分に、それぞれ大幅に短縮される。

ノース・シドニーの地下に建設中の新駅「ビクトリア・クロス」(Photo: Sydney Metro)

 シドニー・メトロは、運転手が乗車せず、遠隔操作で走る最新鋭の車両が最大の特徴。駅にはオーストラリアでは珍しいホームドアも完備している。19年に北西郊外とチャッツウッドを結ぶ「北西線」が初めて開業し、チャッツウッドからバンクスタウンまで約30キロ延伸する形でシティ&南西線の建設が進められている。

 加えて、シドニー中心部と西方パラマタを結ぶ「西線」、西シドニー空港(26年開業予定)と西部の新都市「西シドニー・エアロトロポリス」をつなぐ「西シドニー線」の建設もスタートしている。現在建設中の全線が予定通り30年に開通すれば全長113キロ、合計46駅のネットワークとなる。

■ソース
History is made as City & Southwest trains start testing under Sydney Harbour(Sydney Metro)

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