オーストラリア人男性が太平洋上で行方不明に
ハワイの南約1,400キロの太平洋上を航行していたクルーズ船「クァンタム・オブ・ザ・シー」で26日午後11時ごろ、オーストラリア北東部ブリスベンの出身の乗客男性が海に飛び降り、行方不明となる事件が起きた。
メディア大手ニューズの電子版によると、男性が飛び降りたとの通報を受けて停船し、一時、捜索を行ったが、男性は見つからなかった。公共放送ABC(電子版)によると、米沿岸警備隊も航空機を派遣して空から捜索活動を行っている。
男性が飛び降りた理由は分かっていないが、事件の約1時間半前に船内で別の乗客1人が死去していたとの証言が出ている。死因は不明だが、追悼の船内放送があったとされる。乗船中の家族から聞いた話として、ある男性が民放ラジオに語ったところによると、死去した乗客は飛び降りた男性のパートナーだったという。この情報が正しければ、最愛の人を亡くした男性が、後追い自殺を図った可能性も否定できない。
船は米クルーズ船大手「ロイヤル・カリビアン・クルーズ」が運行しており、12日にブリスベンを出港していた。現在は航行を再開しており、スケジュール通り28日にハワイ・ホノルル港に到着する予定だ。
■ソース
Desperate search for Australian cruise ship passenger missing at sea(news.com.au)