最大で禁錮1年2カ月の可能性
公共放送ABC(電子版)によると、インドネシア・ジャワ島バンドン市内のモスクで28日、旅行中のオーストラリア人男性がイスラム教指導者に唾を吐きかけ、逮捕される事件があった。
逮捕されたのは、モスクのそばにあるホテルに宿泊していたブレントン・クレイグ・アバス・アブダラ・マッカーサー容疑者(47)。スピーカーから流れるコーランの朗読がうるさいと文句を言うためにモスクの建物内に入り、イマム(イスラム教指導者)の顔に唾を吐きかけたり、暴言を吐いたりした。その様子は防犯カメラに録画されていた。
マッカーサー容疑者はモスクを立ち去ったが、その後オーストラリアへの帰国便に乗るため向かったジャカルタ空港で身柄を拘束された。不快な行動や侮辱行為を禁止したインドネシアの刑法に違反した疑いが持たれており、有罪になれば最大1年2カ月の禁錮刑となる可能性があるという。
一方、イスラム教徒を自称する同容疑者はインスタグラムの動画で、外国人に対する人種差別的な脅迫だと主張している。
インドネシアでは27日にも、アチェ州のリゾートに滞在中のオーストラリア人サーファーが酒に酔って全裸で暴れて住民に重傷を負わせ、逮捕される事件が起きたばかり。
■ソース
Australian man faces charges in Indonesia for spitting on imam at Indonesian mosque(ABC News)