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前妻に離婚を切り出されたのは「驚きだった」 オーストラリアのアルバニージー首相が告白

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民放ラジオのインタビューで

シドニー郊外で清掃人のシングルマザーに育てられた苦労人のアンソニー・アルバニージー氏

 もうすぐ就任1周年を迎えるオーストラリアのアンソニー・アルバニージー連邦首相(60)は16日、メルボルンで民放ラジオ「トリプルM」に出演し、野党議員時代の4年前、前妻と別居した際の心境を包み隠さず打ち明けた。

 オーストラリアでは約8万9,000組が結婚し、約5万6,000人が離婚する(2021年=オーストラリア統計局)。離婚が当たり前のこの国で離婚経験者が首相に就いたのは、意外にもアルバニージー氏が初めてだった。

 アルバニージー氏にとって、前妻の方から別離を切り出されたのは、全く予想外の出来事だったという。番組の司会者に「とても辛い時期を過ごしたのでは?」と聞かれ、「公人として世間の目にさらされていたので苦しかった。(前妻の)カーメル(・テバット=64)が自分自身で生きていくことを選択したのは、私にとって衝撃だった。(2019年)1月1日のことだった」と語った。

 1980年代に労働党青年部でテバット氏と知り合い、2000年に結婚。交際期間も含めると30年以上連れ添った。テバット氏も08年〜11年にニューサウスウェールズ州副首相を務めた労働党の政治家(15年に引退)だった。

「息子が18歳になって高校を卒業し、彼女は既に心を決めていた。私は理解できなかった。理解するよりも、受け入れるしかなかったんだ」(アルバニージー氏)

 19年1月に別居した後、ヨーロッパを旅し、「選挙にもう一度出馬するかどうかなど、今後の人生で何をしたいかを考えた」。悲しみのどん底に沈んだが、その後は出世の階段を一気に駆け上った。同年5月に最大野党労働党の党首に就任、3年後の昨年5月の選挙では9年ぶりの労働党政権奪回を果たし、31代連邦首相に就任した。

 プライベートも好転した。別居から約1年後、ビジネスパーソンのジョディー・ヘイドンさんと出会い、21年から交際をスタートさせている。先のチャールズ英国王の戴冠式にもヘイドンさんとともに参列した。

 前妻との別居後、マッチングアプリの「ティンダー」で恋人を探したと報じられた。これは「馬鹿なことが記事に書かれているけど、やってないね」と完全否定。15歳年下のヘイドンさんにはすっかり惚れ込んでいる様子だ。

「いっしょに時間を過ごし、素晴らしい関係を築ける人と出会えて、私はとても幸運だよ。プレッシャーが強い複雑な仕事をしているから、プライベートの時間をいっしょに過ごせる人がいるのは素敵なことなんだ」(アルバニージー氏)

■ソース
RADIO INTERVIEW – TRIPLE M MELBOURNE – THE MARTY SHEARGOLD SHOW, Transcript(Prime Minister of Australia)





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