インバウンドの短期入国者は7割強に
新型コロナウイルス感染拡大後の国境封鎖の解除から約1年半。オーストラリアと海外の人の流れは引き続き順調に回復している。
オーストラリア統計局(ABS)が16日に発表した3月の出入国統計によると、入国者数は134万4,580人と前年同月(37万4,630人)で259.0%増加した。コロナ前の19年3月(166万140人)の81.0%の水準まで回復した。
オーストラリアを訪れるインバウンド旅行者数の目安となる「外国人短期入国者数」は61万3,340人と前年同月(17万250人)比で260.3%増えた。19年3月(83万6,350人)の73.3%の水準まで戻した。
短期入国者の出身国・地域で最も多いのはニュージーランドで9万5,840人と全体の15.6%を占めた。英国(7万3,490人)、米国(6万3,440人)、インド(3万8,790人)などがこれに続いている。
一方、日本からの短期入国者は2万6,750人と7番目に多かったが、19年3月(5万3,470人)の50.0%にとどまった。オーストラリアを訪れる日本人観光客市場の回復は、他国と比べて遅れている。
■ソース
Overseas Arrivals and Departures, Australia(Australian Bureau of Statistics)