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15歳少年容疑者の保釈、裁判所が認める 西オーストラリア州の私立学校発砲事件

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「精神健康上の問題を抱えていた」と裁判官

 西オーストラリア州パースの北約60キロにある私立学校で24日発生した発砲事件で、起訴された容疑者の少年(15)に対する公判が31日、10〜17歳の未成年の犯罪を扱う「パース子ども裁判所」で開かれた。裁判所は少年の保釈を認めた。公共放送ABC(電子版)が伝えている。

 検察が公判で述べたところによると、少年は銃ライセンスを持つ父親のライフル2丁と銃弾を持ち出し、父親の車を無免許で運転して現場のアトランティス・ビーチ・バプティスト・カレッジの駐車場に入り、学校の建物に向けて3回、発砲した疑いが持たれている。

 少年が発射した銃弾のうち2つが建物に当たったが、学校の児童・生徒や教員にケガはなかった。

 検察官によると、少年は同校に通っていたが休みがちになり、母親が退学を届け出ていた。事件の前日に「000」(緊急通報電話番号=日本の110に相当)に電話をかけ、人を殺して自殺すると予告していた。インターネットで「銃による発砲事件」を検索していたほか、友人に米国の学校での銃乱射事件について話し、別の友人には「学校を銃で撃つ」と言っていたが、信じてもらえなかったという。

 同裁判所のアラナ・パドマナバハム裁判官は、少年は精神健康上の問題を抱えており、地域社会の中で治療を受ける必要があると指摘。治安状態が悪いとされるパース郊外の未成年者施設「バンクシア収容所」での勾留は、少年の精神状態に悪影響が及ぼす可能性があると判断した。

 少年は未成年者の収容所に勾留される代わりに、厳しい保釈条件と監督の下で、特別な宿泊施設で生活することになった。許可なくインターネットにアクセスすることは禁じられ、現場の学校から100メートル以内に入ることも禁止された。

 次回の公判は7月に開かれる。

■ソース

Boy charged over school shooting at Atlantis Beach Baptist College was ‘going to kill’, court hears(ABC News)





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