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「金利はより高く、景気はもっと減速するだろう」 オーストラリアの有力エコノミストが成長見通しを下方修正

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2023年成長率予測、1.0%から0.6%に

 オーストラリアの政策金利(現状4.10%)は従来の想定よりも高く引き上げられ、今後の景気は減速の度合いをより深める見通しだ。ウエストパック銀のビル・エバンス首席エコノミストが、このほど発表した短信リポートで展望を明らかにした。経済成長率と個人消費の見通しは、従来予測から下方修正した。

 エバンス氏と同銀は今年3月の時点で、中央銀行の豪準備銀(RBA)が5月までに政策金利を4.10%に引き上げて利上げを打ち止めとした後、2024年2月には利下げに転じると予測していた。

 ところが、15日発表の5月の雇用統計で新規就業者数が7万5,900人と市場予想を大幅に上回るなど、労働需給は依然としてひっ迫している。このため、賃金インフレ圧力が高止まりするとの認識から、エバンス氏はRBAが0.25ポイントの追加利上げを7月と8月にあと2回行うと展望。今回の金融引き締め局面の金利のターミナル・ポイント(到達点、上限)の予測を従来の4.10%から4.60%に引き上げた。RBAの利下げ開始のタイミングも24年2月から5月に先延ばしされるとした。

 高止まりしているインフレと、従来予測を上回る利上げの影響で、家計支出(個人消費)の伸び率は23年0.3%、24年0.6%に落ち込む見通しだという。経済成長をけん引する個人消費の弱さを反映して、同氏は実質国内総生産(GDP)の成長率を23年0.6%、24年1.0%と予測し、3月時点の23年1.0%、24年1.5%から下方修正した。

■ソース
Growth forecasts lower – RBA to hike in both July and August, BULLETIN, 16 June 2023(Westpac Institutional Bank)





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