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悪路走破性とラグジュアリーを高次元で融合 本格オフローダー「レクサスGX」がオーストラリア初上陸へ

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13年ぶりにフルモデルチェンジ 3代目は無骨な箱型デザイン

 トヨタ自動車の高級車販売チャネル、レクサスは12日、本格的なオフロード走行が可能な高級スポーツ多目的車(SUV)「レクサスGX」の次世代モデルをオーストラリア市場で販売すると発表した。2024年上半期の販売開始を予定している。

公開されたレクサスGXのプロトタイプ(Photo: Lexus Australia)

 トヨタのオフロードSUV「ランドクルーザー・プラド」をベースに、内外装の高級感を高めたレクサスGX。これまで2世代にわたり北米市場などで販売してきたが、オーストラリアに投入するのは今回の3代目が初めて。

無骨な印象が強い角ばったエクステリア・デザイン(Photo: Lexus Australia)

 新型は13年ぶりに待望のフルモデルチェンジを果たした。このほど公開した市販前のプロトタイプ画像は、直線を基調とした箱型の車体デザインが印象的だ。トヨタSUVのフラッグシップ・モデル「ランドクルーザー300」やその高級版「レクサスLX」と共通する、高いオフロード性能を具現化した無骨な押し出し感を演出している。

リアビュー(Photo: Lexus Australia)

 車体構造も、ランドクルーザー・シリーズと同じく、オフロード向けの頑丈な設計を採用。屈強な鋼の骨格を上屋に乗せた「ラダーフレーム」や、悪路走行に適した「リジッドアクスル」(1本の車軸で繋がった車軸懸架)式の後輪サスペンションを踏襲した。

紡錘をイメージしたレクサス車共通の「スピンドル・グリル」を採用(Photo: Lexus Australia)

 ホイールベース(前後車軸間の距離)は2,850ミリとランドクルーザー300やLXと共通。現行モデルGXと比べ、前輪の車軸とフロントバンパーの距離を短くするとともに、デパーチャーアングル(後輪接地面とリアバンパーを結ぶ線の角度)を拡大したことで、凹凸の多い荒れ地での走行性能を高めたという。

 心臓部には、ツインターボで過給する3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載し、10速オートマチック・トランスミッションを介して強力なパワーを4輪に伝える。

大型タッチパネルを中央に配置したコクピット(Photo: Lexus Australia)

 こうした高い悪路走破性と力強い運動性能を確保した上で、インテリアにはレクサス・ブランドにふさわしい質感の高い調度品とハイテクを満載。コクピットには14インチの大型タッチスクリーンを備え、3列最大7席(2列5席モデルも選べる)の室内は、利用シーンに合わせて様々なシートアレンジが可能だという。

 オーストラリア仕様車のグレード構成や価格は未定。レクサス・オーストラリアは販売開始前に詳細を発表するとしている。SUVはオーストラリアの大都市でも人気が高まっているが、新型GXは未舗装路が多いアウトバックでこそ真価を発揮しそうだ。

■ソース
ALL-NEW LEXUS GX BRINGS RUGGED REFINEMENT AND FLEXIBLE SEVEN-SEAT LUXURY TO AUSTRALIA, Press Release(Lexus Australia)





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