観客動員数は国内の代表戦で新記録
女戦士たちの士気が最高潮に達した。20日開幕のオーストラリア・ニュージーランド・サッカー女子ワールドカップ(W杯)の前哨戦、オーストラリア代表「マティルダズ」対フランス代表「レ・ブルー」の親善試合が14日、南部メルボルンのドックランズ・スタジアムで行われ、世界ランキング10位のオーストラリアは前回2019年のホスト国で同5位と格上のフランスを1-0で下した。
マティルダズの公式ウェブサイトによると、両者無得点で迎えた後半21分、メアリー・ファウラー(マンチェスター・シティ)が、ヘイリー・ラソ(レアル・マドリード)からのパスをペナルティーエリア右手前から左足で蹴り込み、決勝点とした。
この日は5万629人の観客を動員。マチルダズのオーストラリア国内試合では最多を記録した。
サッカー女子W杯は、シドニーのスタジアム・オーストラリアで20日午後8時にキックオフするグループステージB組オーストラリア対アイルランド戦を皮切りに、8月20日に同スタジアムで行われる決勝まで1カ月間、オーストラリアとニュージーランドの両国の19会場で共催。32チームが参加し、合計64試合を戦う。
オーストラリアでは、通信大手オプタスのストリーミング配信サービス「オプタス・スポーツ」が全64試合を放映。1カ月間契約で24.99豪ドル、条件を満たしたオプタス契約者は同6.99豪ドルの課金が必要となるが、11試合については無料で配信する予定だ。地上波では、民放セブン・ネットワークがオーストラリア代表の全試合を含む15試合を放映する。
2011年大会で優勝経験のある日本代表「なでしこ」だけではなく、同大会でベスト8に食い込んだマティルダズの熱い戦いにも注目だ。
■ソース
The CommBank Matildas(決勝点のダイジェスト動画あり)