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オーストラリアで日豪米など7カ国が参加して実弾訓練 共同演習「タリスマン・セイバー23」開幕

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南東部ジャービスベイでは日本の地対艦ミサイル発射

「M777 155ミリ榴弾砲」を発射する米海兵隊の兵士=22日、オーストラリア北東部ショールウォーターベイ(Photo: Department of Defence)

 オーストラリア北東部クイーンズランド州にあるショールウォーターベイで22日、7カ国による大規模な実弾発射訓練が行われた。オーストラリアと米国主催の共同軍事演習「タリスマン・セイバー23」の一環。豪、米、日本、韓国、フランス、ドイツ、ニュージーランドが参加した。

 演習では、オーストラリアが導入を予定している米国の高機動ロケット砲システム(ハイマース)、日本の陸自の地対空ミサイル「03式中距離地対空誘導弾」、韓国の自走榴弾砲、米豪のけん引式榴弾砲などの実弾が発射された。米海兵隊の短距離離陸・垂直着陸型ステルス戦闘機「F-35B」や攻撃機「AC-130」、攻撃ヘリなどの航空機も参加した。





 一方、南東部ジャービスベイ沖ではこの日、日本の地対艦ミサイル「12式地対艦誘導弾」の発射訓練が行われた。日本の地対艦ミサイルがオーストラリア領海内で発射されたのは史上初めて。当初21日の実施を予定していたが、悪天候のため1日延期した。

 タリスマン・セイバーは21日から8月4日まで、オーストラリア東部を中心とした演習地で、13カ国から3万人が参加して過去最大規模で開催されている。

 マット・シッスルウェイト国防副大臣は声明で「今日の実弾訓練は、私たちの複雑な訓練の能力を高める素晴らしい機会になった。パートナーの国々とのより高度な(軍事)協力に向けた大きな一歩となった」と述べた。

■ソース
Exercise Talisman Sabre live-fire activity in Shoalwater Bay Training Area, Media Release(The Hon Matt Thistlethwaite MP)





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