合計20メガワット 定置型バッテリーも設置
オーストラリアでスーパーマーケット約800店舗のほか酒販店など約2,500店舗を運営している小売大手コールズはこのほど、同国のエネルギー大手オリジンと共同で、国内100店舗に20メガワットの太陽光発電パネルを設置する計画を発表した。このうち約3分の1の店舗には余剰電力を備蓄する定置型バッテリーも併設する。
コールズは既に87店舗に太陽光パネルを設置。現在、南部ビクトリア州の6店舗に太陽光パネルの設置工事を進めているという。3年後の2026年中には、スーパーのコールズ、酒販店の「リカ―ランド」と「ビンテージ・セラーズ」、「ファースト・チョイス」の合計100店舗に追加設置する。
同社は25年6月までに既存供給網からの電力消費を20%削減するとしており、太陽光パネルの設置はその計画を支える重要な施策ととらえている。
同社のエネルギー部門の責任者を務めるジェーン・マンスフィールド氏は「今後3年間かけて、スーパーと酒販店の100店舗にソーラー・パネルを設置します。再生可能エネルギーへの投資は、温室効果ガス排出量を削減するだけではなく、現場での発電によって私たちの運営コストも減らすことができるのです」と述べた。
コールズはグループ全体で25年中に使用する電力の100%を再生可能エネルギー由来とし、50年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロとする目標を掲げている。今回のソーラー・パネル設置により、環境保全に対する積極的な取り組みを消費者にアピールする狙いがあると見られる。
■ソース
Coles to install solar panels on 100 stores as part of landmark agreement with Origin(Coles Group)