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中古車は今が買い時なの? オーストラリアで新車の供給不足解消、中古車は買い手市場に

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特に高年式車は値ごろ感

 コロナ禍後のサプライチェーンの目詰まりや車載用半導体不足が解消されつつあることから、オーストラリアでは新車販売台数が急増している。その一方で、これまで新車の代替需要で売れていた中古車が高年式車を中心にダブついており、市況が下落している。

 24日付の民放「セブン・ニュース」(電子版)によると、供給不足によって長らく納車待ち状態にあった新車が、次々と消費者の手に渡っている。このため、オーストラリアの新車市場は絶好調。新車販売台数は過去4カ月のうち3カ月で史上最高記録を更新した。

 一方、これまでなかなか手に入らなかった新車の代わりに売れていた中古車の需給が緩んでいる。中古車市場調査会社「コックス・オートモーティブ・オーストラリア」によると、売り出されている中古車または試乗車落ちの中古車の台数は、今年に入って30%以上、昨年の同じ時期と比べて22.5%それぞれ増加したという。





 このため、中古車価格に下落圧力がかかっている。コックスによると、8月31日時点の中古車価格指数は141.1(2019年12月=100)とコロナ禍前より依然として41.1%高い水準にあるものの、昨年8月のピーク時からは5%、年初から4.2%それぞれ低下。40%以上の売り手が1回以上は値引きしており、値下げ幅は平均7.1%に達しているという。

 年式が高い中古車ほど市場に出回っている数が多く、コロナ禍前と比べた価格差が小さいため、買い得感が高いようだ。新車の入手が難しかった時期、高年式の中古車が新車の代替で売れていた反動と見られる。

 コックスによると、人気の高いスポーツ多目的車(SUV)の中古車の場合、「2年落ち未満」が19.7%、「2〜4年落ち」が31.1%、「5〜7年落ち」が35.1%、「8〜10年落ち」が40.3%、それぞれコロナ禍前の19年12月より高い水準にある。

■ソース

Used cars are getting cheaper as new vehicle wait times shrink(7 News)





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