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今日生まれた赤ちゃん「22世紀も生きる」 オーストラリアは世界3位の長寿国

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0歳児平均余命、コロナの影響で男女ともに0.1歳縮まる

注:国連推計(2021年)とオーストラリア統計局の実数(2020年〜22年)は異なる

 AIなどの先端テクノロジーが飛躍的に発展する一方で、戦乱が絶えない世界。今日生まれた赤ちゃんは、22世紀にどんな景色を見ているのだろうか? オーストラリア統計局(ABS)がこのほど発表した調査結果によると、2020年〜22年の2年間の「生まれたばかりの子どもの平均余命」(平均寿命)は男性が81.2歳、女性が85.3歳だった。





 17年〜19年の前回調査と比較して男性、女性ともに0.1歳縮小した。オーストラリアで0歳児の平均余命が低下したのは1990年代初め以来約30年ぶり。ABSは、22年に新型コロナウィルスによる死者数が急増したことが、平均寿命をわずかに押し下げる結果につながったと分析している。

 ABSの人口動態部門の責任者を務めるベイダー・チョー氏は声明で次のように述べた。

「平均余命は小幅に低下したものの、コロナ禍前の水準を上回っていて、オーストラリアは依然として世界有数の長寿国です。国連の推計によると、オーストラリアはモナコと日本に次いで3番目に寿命が長いです。今日生まれた新生児の多くが、22世紀に入っても存命していることでしょう」

 長期的なトレンドで見ると、オーストラリアの0歳児の平均余命は上昇の一途を辿っており、男女差も縮小している。30年前の1992年と比べると、女性が4.9年、6.7年伸びており、男女差は5.9年から4.1年に縮まっている。

■ソース

COVID-19 deaths stall life expectancy increases, Media Release(Australian Bureau of Statistics)

Life expectancy(Australian Bureau of Statistics)





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