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オーストラリア住宅価格指数、過去最高更新 11月は前月比0.6%上昇、8カ月連続プラス

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「V字回復は明らか」も、シドニーとメルボルンは鈍化

 不動産情報会社コアロジックによると、11月末時点のオーストラリアの住宅価格指数(全国平均)は前月比で0.6%上昇し、過去最高記録を更新した。同指数が前月を上回るのは、3月以降8カ月連続。ただ、8州都のうち3都市で前月比マイナスとなるなど、上昇のペースはスローダウンしている。

 オーストラリアの住宅市況は、コロナ禍の金融緩和による歴史的な超低金利が追い風となり、2022年初めまで急上昇した。しかし、22年5月の中銀の利上げ開始による住宅ローン金利の上昇を背景に下落に転じ、同指数は22年4月のピークから23年1月の底値までに7.5%下落した。その後、再び反発しており、過去10カ月間で8.3%上昇した。コアロジックは「明らかなV字回復を示している」と指摘した。

 主な都市別では、東部シドニーの同指数は前月比0.3%、前年比10.2%それぞれ上昇し、住宅価格(戸建てと集合住宅)の中央値は112万5,533豪ドル(約1億1,000万円)だった。南部メルボルンは前月比0.1%下落、前年比3.0%上昇、中央値は77万9,914豪ドル。北東部ブリスベンは前月比1.3%、前年比10.7%それぞれ上昇、中央値は77万9,270豪ドルとなっている。





 コアロジックのティム・ローレス調査部長によると、西部パースとブリスベン、南部アデレードの3都市では、売りに出される物件の供給が依然として少ないのに対して、買い手の需要が高止まりしているため、市況は高い伸びを記録した。一方、シドニーとメルボルンでは軟化してきているという。

「メルボルン・カップ・デイ(11月7日)の(政策金利の)利上げが市場の熱を冷ましたのは確かだ。しかし、売り出されている物件の在庫増加、住宅購入が難しくなっていること、低い消費者マインドといった他の要因も、住宅価格の伸びを抑えている」(ローレス調査部長)

■ソース

Heat comes out of the housing market as values across Melbourne dip and Sydney slows(CoreLogic Hedonic Home Value Index)





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