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巨大マッコウクジラ、パース南部ビーチの浅瀬で絶命 死因は老衰か

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体長15メートル以上 週末にも近隣で発見

 オーストラリアの公共放送ABC(電子版)によると、西オーストラリア州パースの南方に位置するロッキンガムで12日朝、巨大なクジラが命を落とした。死亡したのは、体長15メートル以上、体重推定30トンのマッコウクジラ。9日にパース南郊フリーマントルのビーチの浅瀬で最初に発見された。海水浴客を驚かせていたが、後に沖に向かって泳いでいくのが確認され、いったん元気になったと見られていた。

 フリーマントルから約25キロ南にあるロッキンガムのビーチで11日、浅瀬に乗り上げているのが再び見つかった。当局がビーチを閉鎖し、係員が船から日焼けした身体に海水をかけるなど手当を行った。しかし、衰弱が激しく、岸から約70メートル地点の浅瀬から離れたものの、自力で泳ぐことがほとんどできなかった。海洋科学の専門家が12日午前6時30分ごろに死亡を確認した。





 専門家によると、死因は外傷ではなく老衰と見られる。パース周辺でマッコウクジラが見られるのは珍しいという。クレーンで死体を引き上げ、検死解剖を行って死因などを詳しく調べる。

 一方、地元の先住民の長老は、死んだクジラを追悼するセレモニーを催す計画だという。先住民にとってクジラは崇拝の象徴とされるため、祖先が過去に行ってきた伝統的な方法で儀式を執り行うとしている。

■ソース
Stranded sperm whale dies at Rockingham, days after surprising swimmers at Fremantle(ABC News)





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