アルバニージー首相が明らかに
東京・羽田空港C滑走路で2日午後5時50分ごろ、札幌(新千歳)発−羽田行きの日本航空(JAL)516便が、能登半島地震の被災地に物資を運ぶため離陸準備に入っていた海上保安庁の航空機と衝突、炎上した事故で、516便に12人のオーストラリア人が搭乗していたことが分かった。アンソニー・アルバニージー首相が3日、明らかにした。
公共放送ABC(電子版)によると、首相は記者団に対し「JAL機には12人のオーストラリア人が搭乗していたことを把握しているが、全員が無事であり、消息を確認している」と述べた。冬の北海道は、良質な雪でスキーを楽しむオーストラリア人に人気が高い渡航先となっている。
この事故では、516便が炎上し大破する直前に乗員乗客合わせて379人が脱出し、14人が負傷した。一方、海保の乗組員5人が死亡、機長1人が重傷を負った。
516便は着陸直後、機体から煙と炎を上げながら滑走している様子が映像で確認されている。現時点では事故原因や過失は不明だが、何らかの人為的ミスによって滑走路上に進入した海保機と接触した可能性が指摘されている。
「心は日本の皆さんとともにある」と首相
アルバニージー首相は2日、日本の能登半島北部を震源地とする最大震度7の地震が1日発生したことを受けて、声明を発表した。その内容は次の通り(原文は英語)
「オーストラリア国民の心は、困難な時を過ごしている日本の皆さんとともにあります。私たちは、昨日の地震による人命の喪失と破壊を悲しんでいます。親密な友人として、私たちは日本に必要な支援をいつでも支援する用意があります」
■ソース
Japan Airlines plane erupts into flames as it lands at Tokyo’s Haneda Airport(ABC News)