負傷者ゼロ 一時封鎖も30分後に再開
オーストラリアのメディア大手「ニューズ・コーポレーション」のニュースサイトによると、シドニー東部郊外のクージー・ビーチで7日午前8時30分ごろ、波打ち際から至近距離の海中でサメ1匹が目撃された。サメ出現を知らせる警報が鳴らされ、入水が禁じられた。天候に恵まれた真夏の日曜日で、朝から海水浴客などで混雑していたが、サメに襲われる事故はなかった。
ライフガードが安全を点検した後、ビーチの閉鎖は午前9時すぎに解除された。サメの種類や大きさは不明だが、同サイトは「非常に大きかった」との目撃談を伝えている。現場にいた地元市民からは「非常に恐ろしかった」といった証言も聞かれたという。
クージー・ビーチは、観光地として有名なボンダイ・ビーチから直線距離で3.5キロ南に位置している。他のビーチと比較して比較的波が穏やかであるためサーフィンには適していないが、市内中心部からひんぱんにバスが運行しているなどアクセスがよいこと、バーベキュー設備が充実していることなどから、地元の家族連れやグループに人気が高い。
オーストラリアでは12月末、南オーストラリア州で10代の男の子がサーフィン中にホオジロザメに襲われ、死亡する事故が起きたばかり。同州では昨年、ほかにサメ襲撃による死亡事故が2件あり、2人が亡くなっている。
シドニーがある東部ニューサウスウェールズ州で直近、サメの襲撃事故が起きたのは昨年8月。北東部ポート・マッコーリーで、サーファーがサメに噛まれて重傷を負う事故が起きている。
■ソース
Shark sighting closes Coogee beach on busy Sunday morning(news.com.au)