女王の譲位はメアリー王妃の離婚を防ぐため!?
デンマークのフレデリック皇太子(55)が14日、フレデリック10世として国王に即位した。オーストラリア生まれで妻のメアリー皇太子妃(51)が王妃となり、同国出身者初の欧州の国王の配偶者として脚光を浴びている。ところが、フレデリック国王をめぐっては、マルグレーテ女王(83)が譲位を発表する直前の2023年末、スペインでのメキシコ人女性との不倫疑惑が報じられていて、祝賀ムードに水を差す形となっている。
「祝賀ムードに水を差す! オーストラリア出身メアリー王妃の夫、フレデリック国王のメキシコ美女不倫疑惑とは?①」から続く。
スペインのゴシップ誌「レクトゥラス」が2023年11月に報じたところによると、フレデリック皇太子は同年10月25日、スペインの首都マドリッド市内でメキシコ出身の女性タレント、ヘノベーバ・カサノバさん(47)と密会し、レストランで夕食とフラメンコ鑑賞を楽しんだ後、カサノバさんの自宅で一夜を過ごしたという。
同誌は、2人が夕食前に別々にカサノバさんのアパートに入るところや、レストランに入店、出店するところ、翌日朝に皇太子が1人でカサノバさん宅を出て1人で歩いているとされるところなど、両者の足取りを激写し、足取りを詳しく伝えている。食事だけならともかく、カサノバさん宅に朝までいたことが事実なら、不倫を疑われても仕方がない。
これに対して、カサノバさんは皇太子との男女関係を全否定。同誌に対して法的措置を検討していると表明した。一方、皇太子とデンマーク王室は完全にノーコメントを貫いている。
今回のフレデリック国王の即位は、これまで52年間にわたって女王を務めたマルグレーテ2世が23年12月31日、生前退位を表明したことによるものだ。少なくとも表向きには、女王が23年に背中の手術を受けたことが、退位のきっかけとされている。しかし、デンマーク国王が存命中に退位するのは約900年ぶりとも言われていて、きわめて異例。それだけに、この時期の王位継承は、不倫疑惑を絡めた憶測も呼んでいる。
23年1月1日付の英日刊紙「ザ・テレグラフ」は、デンマーク王室の事情に詳しい専門家の話として「メキシコ人女優との不倫の噂を受けて、息子(フレデリック皇太子)の結婚を守るため、女王の戦略的な計算があったのかもしれない」との見方を伝えている。あくまでも仮定の話ではあるが、不倫騒動が離婚に発展し、人気の高いメアリー王妃が離脱すれば、デンマーク王室にとっては大きな痛手になる。それなら、夫妻を国王と王妃として即位させることで、関係改善が図れると考えた可能性があるというのだ。
即位したフレデリック国王とメアリー王妃は14日、コペンハーゲンのクリスチャンスボー城に集まった数千人の国民の前で唇を重ねた。だが、それは偽りの接吻だったのか?真相はいかに。
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