4大大会復帰戦は初戦敗退も、完全復活に照準合わせる
出産後初のグランドスラム(4大大会)は、黒星スタートとなった。全豪オープンは開幕2日目の15日、オーストラリア南部メルボルンで女子シングルス1回戦を行い、元世界ランキング1位の大坂なおみはキャロリン・ガルシア(フランス=世界ランキング19位)に4-6、6-7(7-2)のストレートで破れた。
大坂は2019年、21年の全豪で2回優勝している。22年にツアーを離脱して23年7月に女児を出産。23年12月30日から24年1月7日に開催された前哨戦のブリスベン国際で15カ月ぶりに復帰し、1回戦に勝利したものの2回戦で破れていた。
公共放送ABC(電子版)によると、大坂は試合後の記者会見で「『半年前は妊娠していたのよ』って自分自身に言い聞かせたわ。私の頭の中には『復帰してすぐに試合に勝ち続けるなんて、あんたは何者?』っていう自分がいるの」と話し、復帰直後から良い成績は期待できないとの見方を示した。
「でも、私の中にいる(もう1人の)アスリートの私は、トーナメントに勝利できたはずだと誇大妄想を描いている。その妄想が勝利を可能にしてくれるのよ。1日1日を生きて、ハードに練習して、もっと多くの試合を戦って、(完全復活の)夢を実現したいと願っているわ」(大坂)
■ソース
Naomi Osaka gives blunt assessment of comeback following Australian Open exit(ABC News)
Caroline Garcia v Naomi Osaka Highlights | Australian Open 2024 First Round(Australian Open)