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サイクロン「キリリー」、タウンズビルに上陸 勢力弱まり大規模な被害は回避

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引き続き豪雨と河川の氾濫に注意

 オーストラリア北東部クイーンズランド州タウンズビル市の緊急災害対策本部は25日午後11時すぎ、サイクロン「キリリー」が同市の北方に上陸したと発表した。上陸時の中心付近の最大瞬間風速は47.22メートル。サイクロンの強さを示す5段階の指標で下から3番目「カテゴリー3」の勢力があったが、その後、勢力を弱めて熱帯低気圧に変わった。

 犠牲者は現時点で報告されておらず、建物やインフラの破壊も最小限にとどまったもようだ。公共放送ABC(電子版)によると、クイーンズランド州消防救急隊のダグ・メイ広報官は「タウンズビル周辺でこれまでに100件以上の被害を確認したが、いずれも電柱や街灯、樹木の倒壊など軽度な損害だ」と述べた。

 また、クイーンズランド州のスティーブン・マイルズ州首相は「昨日は最悪の事態に備えて準備したが、おおむね最善の結果となったようだ。警告に耳を傾けて行動してくれた住民に感謝したい。緊迫した夜だったが、人命が失われることはなかった。現時点では送電網の損害が最も大きい」と語った。





 タウンズビル市によると、市域の半分以上で停電が発生しているため、4つの貯水池から上水道を提供する18の施設で給水ができない状況が続いている。市は住民に節水を要請している。

 オーストラリア気象局(BOM)によると、サイクロンから変わった低気圧は26日午前4時の時点で、タウンズビルの西南西170キロの内陸部を時速24キロで西南西に進んでいる。中心付近の最大瞬間風速は23.61メートルまで弱まった。ただ、週末にかけてクイーンズランド州北部から西部の広範囲で激しい雨を降らせる恐れがあるとして警戒を呼びかけている。

 低気圧は今後、おおむね人口の少ない遠隔地を通る見通しだが、内陸部で降った雨が数日後に河川を氾濫させて洪水災害を引き起こすケースもあるため、下流域では引き続き注意が必要だ。

■ソース

Disaster Dashboard(Townsville Local Disaster Management Group)

TROPICAL CYCLONE FORECAST TRACK MAP, Ex-Tropical Cyclone Kirrily(Australian Bureau of Meteorology)

Ex-Tropical Cyclone Kirrily live updates: Severe weather warning and flood watches remain in place as weather system downgraded to tropical low(ABC News)





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