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新NISA開始 最高値更新のオーストラリア株って買いなの?①

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高騰に沸く日本株、人気の米国株と比べてどうなのか

 日本では1月から新NISA(少額投資非課税制度)が始まり、米国を筆頭に外国株投資への関心が高まっている。そこで、今後も成長と人口増が見込まれるオーストラリアは、株式の投資対象としてはどうなのか?新NISAを機に株を始めた投資初心者目線で、長期積立投資を前提とした「ミドルリスク、ミドルリターン」の観点から、ザックリ検証してみた。

 シドニー株式市場の主要指数「S&P/ASX200」が31日、約2年5カ月ぶりに史上最高値を更新した。史上最高値と言えば、東京市場でも「今年は日経平均株価が最高値更新しそうだ」との期待が高まっているが、前回最高値を付けたのはバブル崩壊前夜の1989年12月29日。この日の終値3万8,915円87銭は、それから33年経った今も突破されていない。

 その日本では今、いわゆる「老後2,000万円問題」やいくら銀行に預けてもほとんど利子が付かない超低金利の常態化を背景に、資産形成のための株式投資が見直されている。バブル崩壊後の暴落で痛い目に遭った記憶も薄れてきた。当時を知らない世代も増え、投資への警戒感も弱まってきたようだ。政府が後押しする「新NISA」も始まり、特に大手ハイテク株の値上がりが著しい米国株投資が脚光を浴びている。

「S&P500(米主要株価指数)に連動したETF(上場投資信託)に毎月、一定額を積立投資しておくだけで資産形成できる」、「米株投資で成功して、労働に縛られないFIRE(ファイヤー=経済的自立・早期退職)を実現しよう」−−。そんな主張を唱える米国株インフルエンサーも、ユーチューブやX(旧ツイッター)などで人気を集めている。

 そこで、同じ英語圏の先進国であるオーストラリアの株ってどうなのか?次回は、日豪米の株価の過去の長期的な推移を比較して検証していく。

「最高値更新のオーストラリア株って買いなの?②」に続く。

注:本稿はオーストラリア経済に関する一般的な情報を提供するものであり、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあります。また、過去のデータが必ずしも将来も通用するとは限りません。投資判断は読者の自己責任でお願いします。

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