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パリ五輪出場を目指すマイケル・フーパー/豪州ラグビー通信

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ワラビーズで活躍してきたフーパー。パリ五輪出場を目指す

 昨年のワールド・カップで、そのスコッドに選ばれなかったマイケル・フーパー。その後の去就が注目されたが、程なくして、7人制オーストラリア代表のメンバーに加わることが発表された。ヨーロッパ、もしくは日本のクラブでまたその姿を見られるのではと思ったが、7人制とは少々意外だった。

 しかし、彼のプレー・スタイルを考えると、FWの選手ながら、BK並のスピードとボール・キャリーの能力に加え、オフロードも含めたハンドリングのスキルも高い。また、世界屈指のボール・ハンターであることは言うまでもないことから、7人制をイメージすると非常に興味深い選手となる。

 15人制では、18歳でスーパー・ラグビーにデビュー。20歳でオーストラリア代表として初出場を果たすと、昨年までに積み上げた代表キャップは125。23歳という若さでキャプテンとなり、長くワラビーズを牽引してきた。そして、32歳となって7人制という新たな挑戦が始まった。

 昨年12月のドバイ大会より始まった今季のワールド・セブンズ・シリーズは、最終節のマドリード大会まで8会場で行われる。マイケル・フーパーは第6節、香港大会でついに7人制代表デビューを果たした。その試合では後半途中からの出場であったが、7人制の強豪であるフィジーを相手にしぶといタックルで攻撃を封じ、最後は得意のジャッカルを決めてノーサイド。持ち味を発揮し、勝利に貢献した。

 味方も含め、この舞台で戦う選手は、これまで7人制に特化してきた選手がほとんどだ。そのため、その中で活躍することは、彼にとっても容易ではないが、オリンピック競技でもあるこの7人制で、今年のパリ五輪出場を目指す。何はともあれ、彼がまたプレーをしている姿を見られたことが実にうれしい。

Sunday Footy!!
毎週日曜日(10:30~12:30)、フィッシュ・マーケット近くのウェントワース・パークでは、ラグビー好きの老若男女が集まりタッチ・ラグビーを楽しんでいます。初心者も大歓迎、皆さんぜひお気軽にご参加ください!Yasu 0412-553-535

このコラムの著者

YASU

「一度きりの人生、楽しまなきゃソンソン」という感じで、好きなラグビーを楽しむため、約10年間勤務した会社を退職し来豪。ローカルのクラブで10年以上プレーし、もはやラグビーが文化として根付いているこの国から動けなくなっている。日本ももうすぐこうなるかな? 大の犬好き





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