吉住京子のHappy Richビジネス・オーナー講座 第7回
アウト・ソースする際の注意点
初めてVA(バーチャル・アシスタント)を雇う時は緊張しました。自分以外の誰かに仕事をしてもらう……。大きな責任を感じて迷っていましたが、夫が会ったこともない人を何人も雇ってデジタル・エージェンシーを経営しているのを見て、VAを雇うことにしました。
雇ってみたら、それまでのプレッシャーは抜け、「もっと自分の好きなことができる!」「次の人を雇いたい」という気分になりました。
以下はVAを雇う際に気を付けるべき4項目です。上手に雇って楽しくビジネスしましょう。
1. 料金:
仕事内容に応じた平均料金を知っておきましょう。スキルによって時給などは変わります。「クラウドワークス」「Freelancer」などのウェブサイトから業種ごとの平均時給などを確認し、雇用の話し合いの時の交渉に使います。
自分で年金を払ったり保険に入ったりしているVAもおり、その料金が加算されていることもあるので、何人かに料金を聞いてスタンダード・レートを知ることも大切です。
安くてスキルがない人を雇ってトレーニングするのか、高いが元々スキルと経験がある人を雇うのかが考えるポイントとなります。
2. コミュニケーション:
スムーズな仕事の進捗はコミュニケーション次第。話しやすい関係を作り、Eメール、LINE、Whats App、Messenger、Skypeなど、どのツールでコミュニケーションしたら早いかも確認します。
以下の点についての確認も必要です。
- プロジェクトの開始日と終了日
- 作業の説明(例:1製品ごとにソーシャル・メディア戦略を実行するか、ブランドの新ウェブサイトを設計するかなど)
- 完成内容
- プロジェクト・スコープ(後に計画されているプロジェクトなど大きな目標を話すことで、VAに継続的に追加タスクを依頼できる)
- バジェットと支払い条件(全てのVAには独自の取り決めと条件があるので、プロジェクト単位の契約か時給か、その他の取り決めと条件をよく話し合う)
3. 見つけ方:
「クラウドワークス」「AirTasker」「Freelancer」「Guru」「UpWork」「Fiverr」「Toptal」などのウェブサイトから探します。既にVAやフリーランサーを使っている人に紹介してもらうのも良いでしょう。
4. 小さなプロジェクトでテスト:
大きいものを任せる前に小さいテスト・プロジェクトから始めるのがお勧めです。
このコラムの著者
吉住京子
「Happy Rich」オンライン・サロン主催。さくらパートナーズ代表。ビジネス育成サポーターとして活動。ファイナンシャル・アドバイザー、ビジネス・コンサルタント、ライフ・コーチとして長年培った知識と経験を生かしグローバルに活躍する起業家やその卵たちを内外あらゆる方向から育成・サポート。