吉住京子のHappy Richビジネス・オーナー講座 第6回
ビジネス・プランを作ろう
ビジネス・プランと聞いて、どこから始めて良いのか分からない人が多いと思います。私も最初の会社を設立した時にビジネス・クレジット・カードを作ろうと思い、その際に銀行からビジネス・プランの提出を要求され、頭を傾げながら作ったことを覚えています。
その時には、何十ページものドキュメントを出しましたが、なぜビジネス・プランを作るのかポイントが分かっていれば、1ページのプランでも十分です。
ビジネス・プランは、計画中のビジネスを整理、確認、共有するために作ります。曖昧なイメージではなく、紙にまとめることで頭の整理になります。本当にそのビジネスが市場で成り立つのか、競合相手とどう差別化するか、どのようなステップで市場に乗り出し、スケール・アップしていくのか、どのくらいの収益が望めるのかなど、詳しく書こうと思えばどんどん付け足すことができます。
今回は、スタート・アップの人がカバーすべき10項目をご紹介します。
- なぜビジネスを始めたいのか
くじけそうになった時でも、思い出すことで頑張ることができるだけの大きな理由とは - 短期・中期・長期のゴール
商品やサービス、評判や権威、ビジネス拡大のゴールは何か - 達成すべきマイルストーン
ウェブサイトやオンライン・コースなど必要なセットアップは何か - SWOT分析
ビジネスの長所・短所・機会・脅威は何か - USP
自社が持つ独自の強みとは - 理想のクライアント像
これが定まっていないとセールスのメッセージがずれることに。想定する顧客が持つ問題とは? 自身のビジネスがそれをどう解決できるか - マーケティングとプロモーション
口コミ、Facebook,、YouTube、ジョイント・ベンチャーなど、クライアントにリーチする方法 - スタート・アップのコスト
オフィスやオンラインのコストなどをリスト・アップ - ファンディング・コスト
コストをどうカバーするのか - 収益率
コストを支払った後の収益はどのくらい残るか
オンラインで質問に答えていけば無料でドキュメントが作成できる「Lawdepot.com」や、コモンウエルズ銀行の「1ページ・ビジネス・プラン・テンプレート」などを活用するのも良いですね。
このコラムの著者
吉住京子
「Happy Rich」オンライン・サロン主催。さくらパートナーズ代表。ビジネス育成サポーターとして活動。ファイナンシャル・アドバイザー、ビジネス・コンサルタント、ライフ・コーチとして長年培った知識と経験を生かしグローバルに活躍する起業家やその卵たちを内外あらゆる方向から育成・サポート。