検索
Close this search box.

インタビュー:イズラエル・フォラウ選手/Go! ワラビーズ in Japan

SHARE

Go! ワラビーズ in Japan
インタビュー:イズラエル・フォラウ選手

ジャージ着用で撮影に応じるフォラウ選手
ジャージ着用で撮影に応じるフォラウ選手

 彼のプレーを初めて見た時、思わず息を飲んだ。空中にもかかわらず、何という強さと安定感なのだろうか、と。

 彼とは、今シーズン、NT Tコミュニケーションズ・シャイニングアークス東京ベイ浦安に加入したイズラエル・フォラウ選手のことだ。

 コロナ禍での入国には自主隔離期間が必要だ。その期間、家族と別れて1人で過ごしたという。

 「ホテルの小さな部屋で、14日間過ごさなくてはならないというのは、なかなか大変でした。

 限られた中でもエクササイズ用のバイクなどで、なるべく体を動かすようにしていましたが、それでも時間はたっぷりあって……。映画を見たり、Zoomで家族と話したりしていました。まだ小さい息子が活発に動き回るので、妻も1人で面倒を見て大変だったと思います」と、同じく待機期間を過ごした奥様を労う優しさを見せていた。

 話をしているフォラウ選手は、ハンサムでゴージャス。同じ空間にいるのが心地良いほど穏やかで、ソフト。あの激しい空中戦を制している力強いフォラウ選手とは別人のようだ。

 「ラグビー・リーグ、オージー・ルールズ、ユニオンと、それぞれに特性があります。特にオージー・ルールズでは、ジャンプしてキャッチして、という動きが多く求められ、そこで(空中での)スキルが磨かれたことが今につながっていると感じます。3つを経験したことは、いちアスリートとして、人間としても自分を成長させてくれたと思っています。ボールを持ってスペースを探してそこにアタックするのが得意なので、いろいろなシチュエーションでのアタックを見てもらいたいです」

 シャイニングアークスの躍進、フォラウ選手の活躍は間違いないだろう。

 コロナ禍での対面取材に応じてくれたフォラウ選手を始め、シャイニングアークス、チーム・サービス・マネジャー岡田奈津朱氏、通訳の阿部達也氏に深く感謝申し上げたい。

このコラムの著者

山田美千子

山田美千子

ラグビーに魅せられおよそ20年。「強い時も弱い時も、ナンバー・ワンはいつでもワラビーズ!」と、自他共に認めるワラビーズ・オタク。歴代の愛犬の名前はワラビーズ選手が由来。得意なことは、ワラビーズの次世代エースを見つけること。苦手なことは、写真を撮られること。





SHARE
Google Adsense