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オーストラリアA代表が日本で3連戦/Go! ワラビーズ in Japan

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オーストラリアA代表が日本で3連戦

初戦のキャプテンを務めたR・ロネガン選手

 2022年10月、ラグビー・オーストラリアA代表が来日。同じ相手と3連続で戦うという珍しいゲームが行われた。キャップ対象試合ではなかったが、アサヒスーパードライ・ジャパン・ラグビー・チャレンジ・シリーズ2022の指定席はほぼ完売。日本人のラグビーへの熱は冷めやらず、ひと安心といったところだ。

 スタンドはほぼ赤と白に彩られていたが、通路ですれ違う観客の中には、グリーン・アンド・ゴールドのジャージ、スーパー・ラグビーのレッズのジャージなども多く見掛けた。

 ジャパン・フィフティーン(Japan XV)は日本代表チームの選手で構成。オーストラリアA代表よりも、23年RWCフランス大会がより意識されたメンバーであった。とは言え、A代表もワラビーズに手が届いている選手がちらほらと名を連ねており、この3連戦でのパフォーマンス次第ではワラビーズ召集の可能性もあるという緊張感があった。

 実際に、F Wのマット・ギボン選手、ケイデン・ネヴィル選手、ニック・フロスト選手、ネド・ハニガン選手、BKのジョック・キャンベル選手やトム・バンクス選手らは、オータム・ネーションズに出場、活躍している。

 しかし初戦は何とも間延びした印象。JapanXVの姫野選手、松島選手が後半から出場し、ようやく見せ場ができた感じだった。

 今から何年前になるだろうか。来日したA代表は実に面白いゲームをしていた。その後、ほとんどの選手がワラビーズで主力として活躍。まさにワラビーズ予備軍だった。今回来日したA代表はチームとして招集されて日が浅かったとは言え、今のオーストラリアの層の薄さを感じる出来だった。それでも東京と福岡で2勝、大阪で1敗の2勝1敗という成績を残し、何らかの収穫はあったはずだ。

 秋に開幕するラグビー・ワールド・カップ・フランス大会。この中から何人の選手がワラビーズのジャージを着ることができるのだろうか。

 


このコラムの著者

山田美千子

山田美千子

ラグビーに魅せられおよそ20年。「強い時も弱い時も、ナンバー・ワンはいつでもワラビーズ!」と、自他共に認めるワラビーズ・オタク。歴代の愛犬の名前はワラビーズ選手が由来。得意なことは、ワラビーズの次世代エースを見つけること。苦手なことは、写真を撮られること。





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