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GIM Capital Professional Pty Ltd グローバル・インテリジェンス・マネージメント 鶴 美枝氏

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 スペシャリストに聞く!最新不動産事情 2023

 オーストラリア及び日本の顧客から厚い信頼を寄せ、豪州不動産投資におけるアドバイスやサポートを行う「GIM Capital Professional Pty Ltd」。現在の豪州不動産事情や、同社が提供するサービスの強みなどについて、話を伺った。

鶴 美枝 (Tsuru Mie)
日本の法学部大学院で法学修士号を取得後、大手住宅設備企業で役員秘書に従事。その後来豪し、シドニーの大学で国際商法を学び法学修士号を取得して二重修士に。現地の弁護士事務所に勤務中、日本政府から法律調査依頼を受けたことを機に独立。グローバル・インテリジェンス・マネージメントを2010年に設立。創業より日豪両国で不動産セミナーを行うなど事業を展開している

──本誌の連載コラムでも、毎回豪州不動産の動向を解説して頂いておりますが、最新事情に
ついて伺えますか。


 現在の豪州不動産状況は、今年になり新たな局面を迎えています。コロナ後の経済回復と共に市場は活性化したのですが、その後、昨年後半は法定金利の上昇の動向予測により、一旦購入者の買い渋り状況になりました。そして昨年3月からの国境開放で海外からの移民流入が増えたことも加わり、賃貸不足が深刻化しています。空室率が1%を切った昨年9月以降、物件価格高騰もあり、2023年は需要のある地域において賃貸家賃の急激な値上がりが起こっています。物件価値上昇に伴い、仕方のない現象ではありますが、賃貸を続ける人びとにとっては物価の上昇、インフレなど、生活の負担が増えている状況です。週に1度開催される20分の内覧会に50人以上の入居希望者が列をなす社会現象もテレビ報道などで取り上げられました。

 日本人にとって豪州不動産が日本と対照的に感じられるのは、日本が人口減少の国であることが挙げられます。賃貸を続ける方が得という考えや、きっといつか豪州不動産の価格が下がるなど希望的観測で市場が手頃になるのを待つ気持ちも分かるのですが、現実としては、豪州首相が2年間で65万人の高度なスキル保持者にビザを発給すると宣言するなど、今後もオーストラリア住居の価値が上がる可能性が高くなっています。反対にオーナーにとっては、空室の心配がなく不労収入が定期的に法的保護が固く守られた上で手に入るため、その良さをご理解頂けるよう、弊社では今後も毎月の本社・支社でのセミナーや現地視察会を通じてお伝えする予定です。

定期的に行われるセミナーと視察会。QLD州では2023年前半に200人以上の参加者が集まり好評を博した


── 豪州不動産が「堅実な資産」として選ばれるのはどのような理由があるのでしょうか。

 それは、①耐久性②居住者の需要③ 都市構造④人口増加の4点が挙げられると思います。豪州は英国系の住環境が発祥元となっていますが、イギリスでは何百年と家屋が使われている歴史があります。同様に豪州でも10 0 年経過した家屋であっても現役で利用されています。もちろんリノベーションや現代的な部材などに改造しながらも耐久性があり、住空間として「資産」が継承されることが現実的に行われているのです。レンガ造りの頑強な造りもその一因です。日米の木造建築とは反対に、経年でもその価値が市場に連動し上がりつつあります。

 また、以前は広い大地に大きな家が多かったオーストラリアですが、その拡大さゆえに居住地域での需要は増すばかりです。米国のように全土に満遍なく居住地が広がっている訳ではないので、どうしても都心やライフラインの整ったエリアに居住者が集中するため、その地域の価値は高くなります。

 そして、それらの居住地域も実は豪州全土で東海岸他の大都市周辺に偏りがちです。豪州上位8都市に70%の人口が居住していると言われています。都市はなだらかにサイズを広げ都心から離れていても発展していくわけですが、こうなると各都市の中心部分は更に重要視され価格と価値の上昇につながります。

 人口増加については、オーストラリアでは避けられない状況です。アラスカを除いて米国と同様の国土、日本に比べ20 倍も広く、先住民であるアボリジニの方々以外は移民です。そして、開拓時代の欧州人、それ以降の移民で形成されていますが、地理的にもアジア圏内に近く、爆発的に増えるアジア新興国家の影響と共に留学生やビジネスでの交流があり、比較的収入が多いと昨今話題になった豪州は、移民希望者がアジア・欧州各地から押し寄せています。それ以外にも国内の死者数よりも出産数が多い「自然増加」傾向が強いため、人口が増える=住居が必要となり、需要は増す一方です。

 現在の空室率の低さを考えても、安心できる不労収入として国際的に認められている点も納得です。手堅い投資としてはやはり収入確保が大切です。家賃の支払いは週毎、法的保護も厚く、キャピタルゲイン(物件価格の値上がり)とインカムゲイン(家賃収入の増加)の両方が期待できる豪州不動産は、オーストラリアでの税金対策にも投資として活用されるのはもちろん、日本からの堅実な資産確保として人気を博しています。

──御社が提供するサービスの特長や強みを教えて頂けますか。

 弊社の事業においての目標は「お客様の成功と満足」です。最終的に決済に失敗せず、無事に不動産を自宅または投資物件として手に入れられ、満足を得て頂くことにつきます。そのために、まず「優良物件」を厳選し、将来に向けて資産価値が評価されるであろう物件をお届けしています。それは創業以来絶えず続けていることで、現在複数ご購入頂いているお客様が多いのもその尽力の結果が出たためだと思っています。場所、時期、住宅形態、品質を選ぶことによって次の時代にも残る資産として活用し、楽しんで頂きたいです。

 例えば、7年前にご購入頂いた物件が20万ドル以上高い価格で売却できたり、46万5,000ドルの支払いで完成した物件が12カ月という短期間で65万ドルで売却できたなど、成功の実績も多いです。また、コロナ前にご購入頂いた投資物件の家賃が現在週180ドル増えたなど、うれしい報告も多々ありました。お客様に喜んで頂くことは弊社の励みになります。

 また、将来性を見込んだ物件選び、物件の長所や特性の説明、お客様への手厚い対応を心掛け、できればご購入前と後の物件見学、オンライン個人面談、セミナーでの豪州不動産の解説など、納得してからご購入を頂けるよう対応しています。その結果、何度も繰り返して買う、一軒ご購入された後の物件価格の伸びをご確認頂き、その後、いつか複数ご購入頂く方々は日本にもオーストラリアにもいらっしゃいます。

 その他、「プロフェッショナル・リンク」と呼んでいますが、専門知識を十分に持ち合わせ経験豊かな各界のライセンス保持者の方々との協業により、お客様の意思や要望を実現できるようにしています。不動産購入は決して安い買い物ではありません。弊社は、現在シドニーや他の都市でスタッフを研修し増員しています。皆様の「夢」を夢で終わらせない、夢をあきらめない方々をサポートし続けたいと思っています。

 各種無料イベントも増えて参りました。今年の夏は、初めてゴールドコーストの七夕祭りの出店も計画中で楽しみにしています。昨年は「シドニー・ノースエキスポ」を行い満席でした。不動産投資について気軽に学べる催しを増やし、弊社に親しんで頂けますと幸いです。徐々に皆様に認知して頂き、多くの日本人の皆様にご利用頂いている弊社ですが、日々、お客様の気持ちに寄り添うために心掛けていることがあります。例えば、物件購入する時点において日本人の方々が心配する点で共通している部分があります。それは、ファイナンス面や将来への不安などが多いのですが、それらは専門家から「正しい知識を得る」ことで補える部分が多いと言えます。安心・安定の物件確保のためには、「事前にリスクを説明する」「誤った選択をしない」ことも重要です。

──不動産を購入する際、現地を見ることの大切さや、御社の存在意義ついてお聞かせください。

 オーストラリアでは、自分の保有不動産であればテナントに貸し出し中であっても事前に予約をしておけば、オーナーの内覧が可能です。ですから日本からの購入者も多い弊社ではご購入前そして貸し出し後での現状チェックをするための物件同行を行い、サポートしています。お客様にとって大切な資産ですから弊社にとっては当たり前のことだと思っています。

 弊社のセミナーや視察会には、デベロッパーやビルダーなどが参加しており、直接その物件の将来性の解説などをしてくれることで、より作り手からの思いや深い理解・安心を得ることができたと評価して頂くことも多々あります。豪州全土に5500戸の物件があるため個々の対応も楽ではありませんが、お客様にとって大事なこととして取り組んでいます。また仕入れ先が多岐にわたり、数多い物件内容や生の地域情報が入手できることで比較研究がしやすく、弊社独自の取り組みとして特徴的であると言えます。

── 今後、不動産購入や投資を検討している方々へ、どのような点を見極め、理解しておくべきかアドバイスを頂けますか。

 弊社は、日本でも豪州不動産の専門家として定評があり徐々に認知して頂いておりますが、日本だけでなく、NSW州やその他の州にいらっしゃる皆様の資産作りやファーストホームのご購入に対してのサポートも行っています。幅広いレンジの住宅をご紹介するのもその一環です。

 コロナ禍以降、不動産価格は急騰し特にシドニーでの戸建住宅は1.5ミリオン前後の中値になっています。コロナ禍前は1ミリオン以下だったため急激な伸びです。特にシドニーでは「賃貸以外の選択肢」を考慮されていない方々にお会いすることがあります。「10年前なら購入できたのに」と後悔の念を伺いますが、現在も同様、チャンスがあるのにとてももったいないと思います。「夢をあきらめない」とひと言でいうのは簡単ですが、確かにあきらめるのは簡単です。現状のままで自宅は手に入らないから購入しないという道を選んでいらっしゃるようです。

 弊社の役目は、「どうしたら実現できるか」を真摯にお客様に提案することです。提携先の4大銀行やその他の金融機関を紹介してのファイナンス・チェック、お客様が気に入ったエリアやその周辺の物件の選択など、弊社ができることを提案いたします。お好み次第ですが、他州で理想に近い、価格も低めな物件を投資や将来の住まいと計画する選択肢もあります。政府助成金を利用したマイホーム購入や融資の特典の活用などにおいても、法的・金融部門の専門知識を持つプロから詳しく解説する機会を作るなど具的な努力もしています。

 例えば、マイホームを手に入れるための金銭的な余裕がない場合は、所得税の還元にもつながる「ネガティブギア」が実現できる予算内の投資物件を購入し、その価値が伸びた場合に担保価値を利用して更にはご自身の収入増でファイナンスのキャパシティを拡大し、次の物件で自宅を購入する手段もございます。2軒目でまだマイホームに手が届かない場合は、次も抑え目価格でリターンが高く将来性を見込める優良物件を選び、その次の3軒目、もしくは4軒目で理想のマイホームを手に入れるという戦略的手法についても、弊社はセミナーを通じて解説しています。

 弊社は、現在シドニーの都心に本社、ノース・エリアに支社を持っておりますが、7月にゴールドコーストにオフィスを開設いたします。ますますお役に立てる会社として皆様と共に歩んでいけますと幸いです。現在オーストラリアの最大都市に成長したメルボルンでもお届けできる物件はどんどん増えています。皆様の暮らしを支える、弊社を今後ともよろしくお願いいたします。

GIM Capital Professional Pty Ltd のお薦め物件

Westmead / Sydney(NSW)

2ベットルーム、2バスルーム、駐車場付きのアパートメント。62万4,000ドル~。ファースト・ハウスにもふさわしい家族にちょうど良い広さ。GIM社は、NSW州に30プロジェクト以上の幅広い選択肢を提供し、内覧やショールーム同行も人気

Point Cook / Melbourne (VIC)

スタイリッシュな2階建タウンハウス。モダンな外装とインテリアのセレクトが魅力の3ベット2バス、駐車場内蔵、庭付きのファミリー向け。メルボルンで人気の海辺地域で光あふれる緑地も傍にプランニングされたプロジェクト。68万9,000ドル~

Surfers Paradise / Gold Coast (QLD)

浜辺が目の前のすばらしい景色のアパートメント。ゴールド・コーストの路面電車「G:LINK」の駅から50mと都心で利便性良いサーファーズ・パラダイス。5星のラグジュアリー施設が充実。59万9,000ドル~。理想的なライフスタイルと将来性が見込まれる

GIM Capital Professional Pty Ltd

●住所:313/3 Spring St., Sydney NSW
●Tel: 0421-458-081
●Web: gimanagement.com.au
●Email: info@gimanagement.com.au





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