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「ウィキリークス」創設者アサンジ氏、母国オーストラリアへ帰国 

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釈放求めたアルバニージー首相は歓迎

ジュリアン・アサンジ元被告(Photo: Wikipedia)

 内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者で、米スパイ罪などで訴追されていたオーストラリア出身の活動家、ジュリアン・アサンジ元被告(52歳)が26日夜、チャーター機でキャンベラ空港に到着し、帰国した。公共放送ABC(電子版)などのオーストラリアの現地メディアが報じた。

 クイーンズランド州生まれのアサンジ氏は、インターネットのハッカーなどを経て、2007年にウィキリークスを公開した。イラクやアフガニスタンの戦争などに関する米国の機密情報を漏洩した疑いがかけられ、スウェーデンでの性的暴行容疑を皮切りに身柄を拘束されていた。反米政権のエクアドルに亡命し、同国の在英大使館に逃げ込んでいたが、奇行を理由に19年に追い出された。英国内で拘禁されながら、米国への移送を待っていた。

 ところが、オーストラリア連邦政府の釈放要求に米バイデン政権が応じた。米当局が持ちかけた司法取引をアサンジ氏が受け入れ、米領サイパンの裁判所で罪を認めた。このため、裁判所はこれまでの拘禁期間を考慮して釈放を決め、帰国が実現した。

 ABCによると、アサンジ氏と電話で会話したアンソニー・アルバニージー首相は26日、会見で釈放と帰国を歓迎した。首相は「長い苦労話が終わったことを嬉しく思っている」と述べた。ただ、アサンジ氏の行動について「様々な見解がある」ことを認めた。

 アサンジ氏をめぐっては、オーストラリアの左派リベラル勢力などが、言論の自由を守るため戦った英雄などと称えていた。アルバニージー首相率いる中道左派の労働党政権も釈放を米政府に働きかけていた。

■ソース

WikiLeaks founder Julian Assange touches down in Canberra after walking free from plea deal— as it happened(ABC News)





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