州を通過する寒冷前線が温かい空気運ぶ
シドニー地域はこのところ真冬にはやや暖かい気温が続いている。この気温は週末まで続くと予報されている。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。
6月の平均気温摂氏17度を5度上回る気温が数日続いており、気象庁(BoM)のジョーダン・ノタラ主任予報官は、「数日間、摂氏22度以上の陽気が続いている。これは大陸南半分を西から東に進んでいる寒冷前線が内陸の暖かい空気を押してくるためだ」と語っている。
12日の夜にはこの寒冷前線がNSW州南部のスノーイー・マウンテン山岳地帯に衝突しており、スレドボではすでに時速128kmの強風を記録するなど、荒天の警報が出されている。ただし、その結果としてシドニー地域では突然の冷え込みを経験しなくて済んでおり、ノタラ予報官は、「13日のシドニーの気温は約21度。日曜日まで20度台が続く見込み」と語っている。
また、「来週には少し気温が下がる時もあるが、依然として平均を上回る気温が続く見込み。昨年6月の最高気温は摂氏20度だった。今年の6月は明らかに季節外れの陽気だし、今後1週間も6月例年平均気温の17度を2度から3度上回る日が続く見込み」と語っている。
BoMでは、今年は例年平均を上回る気温と乾燥した冬が続くと予報している。
■ソース
‘Unseasonably warm’ Sydney weather to persist into the weekend