気象庁(BoM)、週末この冬最強の寒冷気象予報
気象庁(BoM)は、8月9日から11日にかけて、オーストラリア南東諸州にこの冬最強の寒冷気象を予報しており、冷え込みと同時に荒れ模様の天候になる模様。
ABC放送(電子版)が伝えた。
8月8日には財産に損害をもたらす規模の風がSA州南部に吹き始め、9日10日にはVIC、NSW両州を通過する見込みで、TAS州、VIC州とNSW州南部の山岳地域では降雪が標高500mまで下がる見込みで、BoMでは、QLD州南東部にも雪がちらつく可能性もあるとしている。
メルボルン南西部のオトウェイ山脈、同じくメルボルン南東部のストジェレスキ山脈、さらには州中央部のバララット市でも雪がちらつくと予想されている。
また、8月8日夜から9日にかけてはアルプス高山地帯で吹雪きが予想されている。
VIC州では州緊急救援局(SES)が、強風が予想されるため、トランポリン、屋外家具、ペットにも大きな被害が出る模様と発表している。
また、VIC州の一部の地域では8月平均降水量がその2日で降ることが予想されている。
また、NSW州住民には、荒れ模様は8日から10日まで続くと警告が出ている。またTAS州でも水の凍結する気温まで下がると予想され、標高500m地帯でも雪が降る見込みだが強風は訪れない模様。
BoMのマイケル・ローガン予報官は、「QLD州南東部でも雪のちらつく可能性がある。気温が回復するのは来週中頃だが、風はもっと早くにおさまるため、最悪の気象は週末あけ前にはおさまる。ただし、この気団は少なくとも8月11日まで大陸南東部上空にあるため、週末後半の風がおさまるのには少し時間がかかり、気温が回復するのは来週初めになる」と語っている。
■ソース
Cold and severe weather forecast to hit New South Wales, Victoria and South Australia