中国人渡航者が前年比8割急増

オーストラリア統計局(ABS)が15日発表した2月の出入国者数に関する統計によると、外国人観光客市場の目安となる短期渡航目的の入国者数は、94万3,220人と前年同月比で9.9%増となり、2月の過去最高を記録した。
新型コロナウイルス感染拡大の前年19年2月と比べて1.7%増えた。コロナ禍前の水準を回復するのに6年を要した。
単月でコロナ禍前を上回ったのは、昨年の9月と11月に次いですでに3回目。だが、繁盛期の昨年12月、今年1月はコロナ禍直前の19年12月、20年1月を下回った。年間で見ても25年は893万7,390人にとどまり、19年の過去最高記録946万5,900人をまだ超えていない。

2月の短期渡航入国者数を国・地域別で見ると、中国からの訪問客が急増したことが、全体を押し上げた格好だ。最も多かったのは中国(香港・マカオを除く)で、22万170人と前年同月比で79.5%増となった。ニュージーランド(8万5,190人、4.0%減)、英国(8万3,580人、7.7%増)がこれに続いている。
日本は4万2,770人で6番目に多かった。前年同月比で8.2%増えたものの、コロナ前の19年2月(4万4,540人)の水準は下回った。
今年は外国人観光客市場の回復基調が本格化するかどうかが注目される。ただ、足元では中東の紛争を受けた世界経済の先行き不安や、ジェット燃料高騰による航空運賃の上昇といった懸念材料が立ちはだかっている。
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