検索
Close this search box.
検索
Close this search box.

コーヒーの香ばしい香りと笑顔が溢れる隠れ家カフェ「フリートウッド・マキアート」

SHARE

編集部セレクト 絶品レストラン・コレクション

日豪プレスのスタッフがプライベートで訪れ、舌鼓を打ったレストランを実際に食したメニューと共にご紹介。

フリートウッド・マキアート

Fleetwood Macchiato

柑橘の香りが漂うキング・フィッシュと自家製ピクルスの酸味がポーチド・エッグのマイルドな甘みと溶け合い舌を楽しませてくれる同店人気の一品($22)

柑橘の香りが漂うキング・フィッシュと自家製ピクルスの酸味が
ポーチド・エッグのマイルドな甘みと溶け合い舌を楽しませてくれる同店人気の一品($22)

コーヒーの香ばしい香りと笑顔が溢れる隠れ家カフェ

おいしいコーヒーを求め、マイ・カップを持参して訪れる近隣の人で店の外もにぎわう(マイ・カップ持参でコーヒー$0.5引き)
おいしいコーヒーを求め、マイ・カップを持参して訪れる近隣の人で店の外もにぎわう(マイ・カップ持参でコーヒー$0.5引き)

木漏れ日が降り注ぐ街路樹に沿って歩いていくと、ひっそりと佇(たたず)むそのカフェを見つけることができる。世界的ロック・バンドである「Fleetwood Mac」から名前を取り、カフェだと思ってもらえるよう“マキアート”を組み合わせた「フリートウッド・マキアート(Fleetwood Macchiato)」が今回訪れたカフェだ。共同オーナーのジャイさんとジョークで店名を決めたという、もう1人のオーナー・タラさんは笑顔で教えてくれた。

シドニー市内西南部にあるニュータウン駅とアースキンビル駅の間を通るアースキンビル・ロード沿いに位置する同店の特長は何と言っても全てのフード・ドリンク・メニューが店内で手作りされていることだろう。薫製させた肉や塩漬けの魚、ヨーグルト、ケーキ、瓶詰めのソーダに至るまで全てである。

そして同店のメニューで見逃せないのが、ピクルスだ。季節によって異なる旬の食材を使用する他、食材を無駄にはしないという信念の下、フレッシュ・ジュースを作る際に出る野菜やフルーツの皮なども使っているという。今年の夏のお薦めはスイカの皮のピクルスで、フード・メニューでも食べられるのはもちろん、同店で瓶詰めした物を購入することもできる。ピクルスに限らず、全てのメニューにおいてその時季のフレッシュな食材が堪能できる。

その時季の一番おいしい物を漬け込んだ自家製のピクルスとドリンク。左から「Berry + Verbena Cordials」($15)「Bread & Butter Pickles」($15)「Watermelon Pickle」(上・$12)「Smoked Chilli Oil」(下・$16)
その時季の一番おいしい物を漬け込んだ自家製のピクルスとドリンク。左から「Berry + Verbena Cordials」($15)「Bread & Butter Pickles」($15)「Watermelon Pickle」(上・$12)「Smoked Chilli Oil」(下・$16)
地元の焙煎場「Sample Coffee」でその日にローストされた豆を使ったこだわりの「Pacemaker blend by Sample Coffee」($4)と自家製フリカケが自慢のひ5 と皿($20)
地元の焙煎場「Sample Coffee」でその日にローストされた豆を使ったこだわりの「Pacemaker blend by Sample Coffee」($4)と自家製フリカケが自慢のひ5 と皿($20)

「品質が良い新鮮な食べ物を多くの人たちに提供したい」

そう語るタラさんからは同店の徹底したこだわりが伝わってくる。ドリンク類もブラック・コーヒーには「本日のコーヒー豆」として日替わりのシングル・オリジンを提供し、ミルク・コーヒーには近隣のセント・ピーターズにある焙煎所(ばいせんじょ)「Sample Coffee」のコーヒー豆を使用。また、ホームメイドのソーダやコーラなどを味わうこともできる。

近隣の人たちからも人気者の笑顔がすてきなオーナーのタラさん
近隣の人たちからも人気者の笑顔がすてきなオーナーのタラさん

メニュー全てが手作り、新鮮な物を使って食材を無駄にしたくないというタラさんは、料理が大好きだと話す。また地元産の物を積極的に使い、「Fleetwood Macchiato」が社会や地元近隣の一部となるような、コミュニティーとしての“場”を提供したいという思いが同店をオープンさせたきっかけだという。

マイ・カップを手に来店した常連にタラさんがカップを手渡して、あいさつや世間話に花を咲かせる光景や、「新しいドレスを買ったの?」と人びとの細かい変化にも気付き、声を掛けるといったシーンを度々見かけることができた。

そんな地元の温もりをグッと感じられる食べ物や雰囲気を持つカフェに出合いに行くのはどうだろうか。そして、ぜひタラさんの人柄に触れてみて欲しい。もしかするとあなたが「Fleetwood Macchiato」の常連になる日はそう遠くないかもしれない。(リポート:高坂信也、水村莉子)

Fleetwood Macchiato

住所:43 Erskineville Rd., Erskineville NSW
Tel: (02)9557-9291
Web: www.fleetwoodmacchiato.com
営業時間:月~金7AM~3PM、土・日・祝8AM~3PM

SHARE
Google Adsense