優れた日用品からため息の出るようなとっておきのぜいたく品まで、スタッフの気になるアイテムを独自の目線でピック・アップしてお届け。日本とオーストラリアを中心に、時にはその他、世界各国のブランドから、ざっくばらんに紹介する。本当に良い物を愛用して、日々の暮らしを今よりもっと、心豊かに。大人の毎日を完成させよう。(文=石井ゆり子)
今月の気になる一品
日常生活において家事の一環として行われる洗濯。その際、洗濯物を入れるためのランドリー・バスケットを使用する人も多いだろう。毎日のように目にするアイテムの1つとも言えるため、部屋やバスルームのインテリアのアクセントとしてお洒落な物を配置するのも良いのではないだろうか。そこで今回紹介するのが、オーストラリア発のファッション・ブランド「ゴーマン(gorman)」のランドリー・バスケット「Water resistant cotton canvas hamper」だ。
同ブランドは1999年、オーストラリアのファッションをリードするメルボルンのお洒落な街フィッツロイでリサ・ゴーマンによって設立された。カラフルでポップなプリントが特徴のユニークで可愛らしいファッション・アイテムが数多く展開されていることで定評がある。また、さまざまなアーティストとコラボレーションした商品開発を積極的に行うアパレル・ブランドとしても注目されている。レディース・ファッションのアイテムを中心に販売している同ブランドだが、衣類のみならず、ベッド・カバーやピロー・ケース、クッションなどのインテリア雑貨なども手掛け人気を集めている。Water resistant cotton canvas hamperもその中の1つだ。
同商品は、今シーズン発表されたオーストラリア先住民アーティストとのコラボレーション「Mangkaja x gorman」の限定コレクションとして販売されている。岩だらけの地帯や壮大な峡谷、半乾燥地帯のサバンナ、孤立した海岸線があり、広大な荒野が広がる西オーストラリア州北部に位置するキンバリーにある「Mangkaja Arts」の創設者及びコミュニティーと4人のシニア・アーティストのアートワークがファッションやインテリア・アイテムとして商品化されたのだ。
同商品のプリントは、トミー・メイが手掛け、カラフルでありながらシンプルな水玉模様が特徴の印象的な仕上がりとなっている。彼は、グレート・サンディー砂漠で生まれたオーストラリア先住民アーティストの1人で、祖国の水たまりや砂丘、湧き水をモチーフとした円を描くことで知られている。
素材には防水加工が施されたコットン素材のキャンバス生地が使用されているので、ランドリー・バスケットとして最適だ。もちろん、しっかりとした持ち手も付いている。スチールやプラスチック、ゴム製の物などさまざまな素材や形状の物があるランドリー・バスケットだが、軽くて持ち運びにも便利なキャンバス生地の物は使い勝手が良く高い人気を誇る。大きさが、直径34cm × 高さ43cmとたっぷり収納できるサイズなのもうれしい。遊び心のあるお洒落なデザインで大容量のサイズなため、おもちゃの収納など、洗濯以外にもさまざまなシーンで使えそうだ。
ランドリー・バスケットは、あまり人目につかないアイテムだからといって深く考えずに選んだ物を使用している人もいるだろう。しかし、置く場所のスペースや雰囲気にぴったり合った物を使えば、毎日の洗濯もきっと楽しくなるはず。ぜひ、お気に入りの物を見つけて日常生活に取り入れて欲しい。
<店舗情報>
Web: www.gormanshop.com.au