「Foodex Japan 2022」が幕張メッセで開催
日本各地及び世界の食品飲料展示会「Foodex Japan 2022」が、3月8日〜11日まで幕張メッセで開催された。オーストラリアからは、VIC州、NSW州、QLD州、SA州、WA州、TAS州に加え、オーストラリア大使館がブースを出展。同展示会に参加したオーストラリアVIC州展示ブースの責任者グレアム・キング氏に話を聞いた。
「例年は、VIC州からの出展者が多数来日して100㎡超のブースを借りてVIC州食料品・飲料品を展示していますが、今年は新型コロナの影響で来日できず、50㎡超の半分の展示となりました。主に日本側輸入商社に出店してもらっていますが、これは初めての試みです。VIC州食料品・飲料品は、このところ日本向けの輸出を増やし、特に高品質の健康食品や加工食品などが伸びており、クラフト・ビール、ジンなどメルボルン近郊で開発された商品も大きな伸びを見せています。日本でのヘルシー・フード・ブームも影響していると考えられます。また、中国やロシアなどの不安定要素がある中で、日本を初め、インドネシア、タイなどアジア諸国などへもオーストラリアの食料品・飲料品は、重要視されています。アジア太平洋の中で、食料品のサプライチェーンは地域の安定のために重要であると考えられています」
キング氏は、VIC州政府在日貿易開発マネージャーであり、VIC州から日本向けの輸出を担当している。
(東京・板屋雅博)