ワラビーズ、イングランドに負け越し
豪州代表ワラビーズの今年最初のテスト・マッチが7月に行われ、イングランドに1勝2敗で負け越しとなった。
第1戦では、前半終盤のレッド・カードにより、14人での戦いを余儀なくされたワラビーズだったが、ウォーミング・アップ中に足首を痛めたクウェイド・クーパーに代わり、急遽先発となったノア・ロレシオが活躍。計6本のゴールを成功させ、30−28で競り勝ち、対イングランド戦の連敗を「8」で止めた。
第2戦ではツアー前に3戦全勝を目標に掲げていたイングランドが奮起。前半早々にトライを奪うと、オーウェン・ファレルが着実にP Gを重ね、32分までに19点のリードを奪い主導権を握った。その後、ワラビーズが2トライを挙げ猛追を見せたが、17−25でイングランドが勝ち切り、1勝1敗で決着を最終戦につなげた。
そして第3戦。注目の1戦にチケットは完売。会場は大観衆となった。PGで先制したのはイングランドだったが、最初のトライはワラビーズ。ラインアウトのセット・プレーから、逆サイドまで大きくボールを運びW TBのトム・ライトがフィニッシュ。見事なトライだった。
その後、イングランドもトライとP Gを追加。10−11でイングランドのリードで折り返し、一進一退の攻防が続いたが、勝敗を分けたのが後半14分のプレー。果敢に展開し攻撃を仕掛けていたワラビーズだったが、その中でファンブルしたボールをイングランド、マーカス・スミスが拾い、ゴールまで走り切った。まさに値千金のトライ。その後、ワラビーズもトライを奪うが及ばず。17−21でイングランドが勝ち、このテスト・シリーズを2勝1敗で制した。
YASU
「一度きりの人生、楽しまなきゃソンソン」という感じで、好きなラグビーを楽しむため、約10年間勤務した会社を退職し来豪。ローカルのクラブで10年以上プレーし、もはやラグビーが文化として根付いているこの国から動けなくなっている。日本ももうすぐこうなるかな? 大の犬好き。
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