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アレックス・デミノーが8強逃す─テニス全豪オープン第8日

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アレックス・デミノー

(文・写真=板屋雅博)

 テニス4大大会の第1戦、全豪オープンは1月21日、オーストラリア期待の星、第10シードのアレックス・デミノー(24歳)が男子4回戦で第5シードのアンドレー・ルブレフ(ロシア)にフルセットの末、2─3で敗れ、ベスト8進出を逃した。

 男子では48年間、全豪で自国からの優勝選手が出ていない。4大大会ではレイトン・ヒューイットが2002年の全英で優勝したのが最後。女子では22年にアシュリー・バーティが全豪で優勝したが、現在、世界100位以内の女子選手が1人もいないという状況だ。

 かつて豪州は、マーガレット・コートやロッド・レーバーなど年間グランドスラムを遂げた選手を輩出したテニス王国であった。また、現在も観客数においては全豪は全仏、全英、全米を上回る。オーストラリアのテニスの統括団体であるテニス・オーストラリアは豊富な資金を投じて若い世代の育成に力を入れている。そのトップバッターである若きデミノー。今季の活躍に期待したい。





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