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連邦保健相「国内旅行者はコロナウイルス検査無料」

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州、準州の規定で公的検査機関で受けた場合に限り

 11月23日、連邦政府のグレッグ・ハント保健相は、「国内旅行者が、州や準州の公衆衛生命令などに定めるコロナウイルス検査を受ける場合にはその経費は連邦政府と州政府が共同負担する」と発言、これにより、これまで不明確なままになっていた旅行者の検査料金負担問題が解決した。

 同日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 州、準州が州境閉鎖を解除していく段階で州境を越える通勤者などに要求されるコロナウイルス検査の経費を誰が負担するのかが不明確なままで、場合によっては通勤者が3日ごとに150ドルの経費を自己負担しなければならなくなることも懸念されていたが、アナスタシア・パラシェイQLD州首相は、「この混乱はQLD州から始まったものではないが、ハント大臣の言明を歓迎する。州政府と連邦政府が協力し合えば物事が円滑にはかどると私は言ってきたが、今回もそれが証明された」と語っている。

 現在、SA、QLD、TAS、WAの4州が閉鎖解除後の入州者に対して入州前72時間以内のPCR検査で陰性の判定を受けたことを証明するデジタル文書を提示することを求めている。

 QLD州は、12月17日または州民の完全接種率が80%に達するかのいずれか先に来た時点で、完全接種者を対象に入州前72時間以内にコロナウイルス陰性判定を受けた場合にのみ州境閉鎖を解除するとしていた。

 QLD州政府はその発表以来、連邦政府にも検査費を一部負担するよう圧力をかけてきた。一方、11月23日朝には、パラシェイQLD州首相が、「連邦政府と論争したくない。今は争っている場合でなく、協力し合う時だ。ハント大臣は、簡単にメディケア・リベートを可能にした。ちょっと署名すれば済むことだ」と語っていた。

 一方、ハント大臣もQLD州保健大臣に書簡を送り、「なぜ、QLD州は完全接種済みの旅行者の検査をしようとするのか、なぜ迅速抗原検査採用を考えないのか」と質問していた。
■ソース
Federal Health Minister confirms domestic travellers don’t have to pay for COVID-19 tests

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