NSW州環境衛生局長、今回の熱波の危険を強調
NSW州は今週いっぱい熱波が続き、各地で摂氏45度に達するところもあり、シドニー都市圏西部でもうだるような暑さが続く見込み。
ABC放送(電子版)が伝えた。
また、この数日はNSW州の高温記録を塗り替えるだろうと予想されている。
リチャード・ブルームNSW州環境衛生局長は、「今週の熱暑は耐え難いほどになることから、用事がない限り外出を避けて屋内で過ごし、激しい運動を避けること。高気温で身体の不調をきたすことを深刻に考えてもらいたい。今回の熱波で重症になり、入院しなければならなくなるだけなく、死に至ることもある」と警告している。
シドニー都市圏西部では一日中気温が徐々に上がっており、気象庁予報官は、ペンリスでは気温が40度前後に達し、4日連続で40度台を続けるだろう。また、キャンベルタウンやバンクスタウンでも気温は30度半ばから40度未満に達する見込み。
今回の熱波は、NSW州南部リベリナ地域と州西部がもっとも厳しく、各地で高温記録を破ることになるだろうとしている。
1月15日午後1時頃にはリベリナ地域のヘイで摂氏45度、ブロークン・ヒルに近いアイバンホーとメニンディーではそれぞれ44.2度、42度を記録した。
オルベリーでは摂氏45.4度と予想され、ヤングでも43.9度に達して両地域の記録を更新すると見られる。
1月19日にはNSW州南部で風向が南に変わり、20日までにはシドニー首都圏、さらに北部へと移動するため、やや過ごしやすくなる見込み。
■ソース
Temperatures in regional towns top 45C, Sydney’s west swelters amid heatwave